言いにくいことを上手に伝えるスマート対話術

パターソン，ケリー〈Ｐａｔｔｅｒｓｏｎ，Ｋｅｒｒｙ〉/グレニー，ジョセフ〈Ｇｒｅｎｎｙ，Ｊｏｓｅｐｈ〉/マクミラン，ロン〈ＭｃＭｉｌｌａｎ，Ｒｏｎ〉/スウィツラー，アル【著】〈Ｓｗｉｔｚｌｅｒ，Ａｌ〉/本多 佳苗/千田 彰【訳】

講談社（2004/06発売）

• サイズ B6判／ページ数 301p／高さ 20cm
• 商品コード 9784062117258
• NDC分類 336.4
• Cコード C0011

内容説明

経費節減したいけれど、ケチな上司と思われたくない―上司の間違いを指摘したいが、イヤな部下にはなりたくない―仕事のできる人は、摩擦を起こさず問題を解決する方法を知っている。トップ・ビジネスマン２００００人が証明した最強のコミュニケーション・スキル。

目次

難しい話題を上手に扱う方法
会話の達人になる―ダイアローグの驚くべき力
自分から始める―欲しいものに集中する
状況を見る―安心感の揺らぎに気づく
安心させる―何でも話せるようにする
ストーリーを作る―感情に流されずにダイアローグを続ける
プロセスを告げる―摩擦を起こさずに説得する
プロセスを引き出す―激怒する相手、だんまりを決め込む相手から聞き出す
行動につなぐ―緊迫した会話を行動と結果に結びつける
すべてをまとめる―準備と学習のツール
難しいケースの実践的アドバイス
人生を変える―着想を習慣化する

著者等紹介

パターソン，ケリー［パターソン，ケリー］［Ｐａｔｔｅｒｓｏｎ，Ｋｅｒｒｙ］
ブリカム・ヤング大学経営大学院で教鞭をとるほか２０年以上にわたり広範な組織改革のプロジェクトにコンサルタントとして携わる。開発したトレーニングはフォーチュン５００の企業のうち数百社に上る企業で導入されて、大きな成果を収めている

グレニー，ジョセフ［グレニー，ジョセフ］［Ｇｒｅｎｎｙ，Ｊｏｓｅｐｈ］
カリフォルニア・コンピュータ・コーポレーションの共同設立者であると同時に第三世界の貧しい人々の経済的自立を支援するＮＰＯ、ユニタスの共同創始者。世界各国、数千人に及ぶ政府および企業のリーダーを指導し、コーチングしてきた

マクミラン，ロン［マクミラン，ロン］［ＭｃＭｉｌｌａｎ，Ｒｏｎ］
コヴィー・リーダーシップ・センターの共同設立者。過去２５年にわたり労働組合からトップ・マネジメント、ＣＥＯまで幅広いグループとともにチーム育成、個人の活性化、リーダーシップなどに取り組んできた

スウィツラー，アル［スウィツラー，アル］［Ｓｗｉｔｚｌｅｒ，Ａｌ］
ミシガン大学エグゼクティブ・ディベロプメント・センターほか、多くの大学で教鞭をとっている。二つのコンサルティング・ファームの社長、情報サービス企業のマーケティング担当副社長、ヘルス・ケア企業の人材教育担当ディレクターを歴任してきた

本多佳苗［ホンダカナエ］
スマートワークス取締役。製薬会社研究所勤務を経て米国国務省が主宰するプログラムに招聘されて以来、教育研修プログラムの開発と講師育成に携わっている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[♡kana*]

確かにねー。感情的になってしまうのを、どう制御するか　っていうところが一番難しいよね。　そこは、鍛練あるのみ、なのかな。

2016/10/08

[くりりんワイン漬け]

仕事だけでなく、我々の生活の全てに関係する「いかにものごとを考え、どう行動を起こすのか」その一言を分かりやすく解説した本。そしてこれを彼らは「ダイアログ」という。

2013/07/13

[ばぶでん]

ついカッとして議論の勝負に拘り、暴力や沈黙に走りがちな自分の誤りを見事に摘示し、自己啓発本への偏見を覆した傑作。状況に応じ自ら始めること（求めるものに集中・愚かな選択回避）、会話の前提たる安心確保（謝罪・コントラスト化、共通目的探求）、ストーリー（事実→ストーリー→感情→行動のプロセス、犠牲者・悪党・無力のこじつけ、新ストーリー作成）、プロセス説明（事実共有、ストーリー説明、仮説法、反論推奨）、相手プロセス探求（誠実謙虚、質問・ミラーリング・言換・呼水を使い賛同・展開・比較）、意思決定・行動にうつすこと。

2013/07/04

[もよ]

これはいい本です。 この手の本は、こじ付けだったり、そうは言っても無理だろう、というのが多いですが、これはかなり対象が絞られていて、説得力があります。 でも、本当にこのとおりにするにはかなりの努力と集中力が要求されそうです。

2012/09/07

[Akira Nakayamada]

自分の言い分をストレートに伝え、相手の意見も真摯に受け入れる。その上で、最善の解決方法を共有する対話術は勉強になった。 一方で、常に家族/職場へのコミットが高い状態が想定されており、「仕事したくない...けどこんな事上司には言いにくい...」といった、ある種負の感情をスマートに伝える為の本ではない。 また、個々の幸せの定義もされていない(金銭的なものか、人間関係かは人それぞれ) 具体的な対話術の1つとして参考にする書籍であり、働く目的や幸せの定義は別の方法で考える必要がある。

2015/02/12