内容説明
中国・成都からビルマ北部~インド・カルカッタまでの古代通商路。それは謎にみちた最古のシルクロードと言われている。戦後、世界で初めて、この地を陸路で踏破した日本人ノンフィクションライターが見たものは?ジャングルの自然、少数民族、ゲリラたちと織りなす、スリルとユーモアにあふれる奇想天外な辺境旅行記。
目次
第1章 中国西南部の「天国と地獄」―中国・四川省~貴州省~雲南省(シルク発祥の地・四川省成都;三星堆遺跡の驚異 ほか)
第2章 ジャングルのゲリラ率軍記―ビルマ・カチン州(カチン軍ゲリラ出現;中国公安に捕まる ほか)
第3章 密林の迷走―ビルマ・カチン州2(文明という名の重力;中国気功整体に救われる ほか)
第4章 秘境・ナガ山地の奇跡―ビルマ・カチン州~ザガイン管区(インド国境へ;怪しい大尉と舟の旅 ほか)
第5章 異常城市―インド・ナガランド州~ベンガル州(密林のドン・キホーテたち;東側の実家と西側の里親 ほか)
著者等紹介
高野秀行[タカノヒデユキ]
1966年東京八王子生まれ。早稲田大学探検部、タイ国立チェンマイ大学講師を経て、現在フリーのノンフィクションライター
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