内容説明
光厳天皇(一三一三~一三六四)北朝第一代天皇。南北朝の動乱の中で、皇統の正嫡として生まれた責任を誠実に果たそうとしながら、乱世の渦に巻き込まれて波瀾に満ちた生涯を送った光厳天皇。最後には山寺で一禅僧として静かに生を終えた一人の「人」の姿を描く。没後六百五十年記念出版。
目次
第1章 両統迭立
第2章 量仁親王の誕生と修学
第3章 春宮の時代
第4章 天皇の時代
第5章 太上天皇の時代
第6章 治天の君の時代
第7章 貞和五年・光厳院の目
第8章 幽囚の時代
第9章 禅僧の時代
著者等紹介
深津睦夫[フカツムツオ]
1953年岐阜県生まれ。名古屋大学大学院文学研究科修了。博士(文学)。現在、皇學館大学教授。専攻は中世和歌史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。