心にある癒す力治る力―心理療法の現場から〈下〉

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  • サイズ B6判/ページ数 205p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062101318
  • NDC分類 146.8
  • Cコード C0095

内容説明

中高年サラリーマンや主婦のうつ病、少年犯罪の急増、家族関係のもつれなど、心理的問題が深刻化している。本書は、病んだ心、傷ついた心との対話を続けているカウンセラーの肉声を通し、心の再生を考える。

目次

第1章 「夢」をとおして生まれ変わる―川嵜克哲さんと
第2章 精神科医が心理療法するとき―角野善宏さんと
第3章 中年アメリカ人の心の悩み―リース滝幸子さんと
第4章 アトピーから拒食まで、子どもの心と体―岡田由美子さんと
第5章 少年非行と家族の問題―野村二朗さんと
第6章 働きざかりの心の病―箕輪尚子さんと
第7章 箱庭療法で語られる深層心理―高野祥子さんと
第8章 夢分析にあらわれる心―渡辺雄三さんと

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

NOBU

16
病院や学校、企業、家庭裁判所等で活躍中の心理療法家と河合さんが語る心理療法の実例集、下巻。「人間の心には『自ら癒す力、治る力』がある。」「『癒す力』は『破壊する力』でもある。」どうして心を病むのだろうか?普通とは何なのだろうか?生きることはそんなにも難しいことなのだろうか?様々な現場で力を尽くしているプロフェッショナルな方々に頭が下がる。 2011/10/13

ムーミン2号

8
「心理療法の現場から」の下巻。河合隼雄さんが様々な場で心理療法をされている方々にインタビューしている。何度も繰り返し確認されるのは、治療者(カウンセラー)がクライエントのそばに「いて」全力で話を「聴く」ということ。上下巻とも「聞く」ではなく「聴く」と表記されているが、内容を読めばそれはよくわかる。しかし、何もしてないように見えるこの「聴く」という行為がいかに大変でありかつ治療者の資質に関係しているか、ということも繰り返し記されている。クライエントの劇的な変貌はそれなしにはあり得ない。2018/01/11

Euki

5
12年前の心理療法の話なのだけど、心の病、今のほうが多いはず2012/08/23

ジュリ

1
カウンセリングの仕事は、生半可な態度ではできない。専門的な訓練を受ける必要があるし、自分が精神分析や夢分析を受ける必要もある。ここに登場する人たちは、プロ意識を持っていてすごいなと思った。2023/01/21

west wine red

0
 一口に心理療法、カウンセリングといっても本当に多様である。当たり前ではあるが、場所によっても違うし個々人で違う。  自分自身リハビリでもみな違ったゴールがありそこに至るまでのプロセスはそれぞれである。畑は違うものの個人個人に真剣に接している方々の話を聞き自分も人生の幾月化を預かる身として気を引き締めていきたくなる。2023/05/03

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