出版社内容情報
2歳のころの不味いおっぱいの味、4歳まで乗っていた乳母車、小食で偏食だった幼稚園の頃──。『ひとりずもう』以前の鮮明に思い出されるノスタルジーたっぷりのキュンとする自伝エッセイ。
内容説明
二歳になっても「あんた、いつまで飲む気だね」と言われながらも乳離れしようとせず、ニシキヘビに興奮し家にあったマムシ酒のヘビにうっとり。星が欲しくてしょうがなかった四歳は、その後あの「たまちゃん」と小学一年生の時に運命的に出会う―。人一倍ナイーブで、なぜかいつも悩んでいた幼年期。「まる子」以前のピュアな気持ちを初めて書き綴った、さくらももこの原点となる自伝エッセイ。
目次
おっぱいをやめた日
指を切った時の思い出
ひらがなの練習
乳母車から見た景色
お嫁にいった育ちゃん
町のふしぎ
もらった人形
心の声
大規模な心配
盗んだビーズ
ヘビの思い出
フラダンスへの想い
窓のおばあちゃん
大失敗
古い顕微鏡
雲の中に入った思い出
家の改装
小さいツルの思い出
セキセイインコが逃げた
ジュウシマツ屋開店の夢
折りヅルの世界展を見に行く
たまちゃんとの出会い
上松君のランドセル
松永君をぶった
著者等紹介
さくらももこ[サクラモモコ]
1965年5月8日静岡県生まれ。86年「りぼん」で「ちびまる子ちゃん」連載開始。89年同作品で第13回講談社漫画賞受賞。90年作詞をした「おどるポンポコリン」が日本レコード大賞ポップス・ロック部門受賞。『さるのこしかけ』(92年)で第27回新風賞受賞。『スヌーピーブックス』シリーズでは翻訳を手がけるなど幅広く活躍した。2018年8月逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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