内容説明
「きもの」で装う機会は限られているものの、その美しさは誰もが認めるところだ。衣裳・装束が身分により異なっていた長い歴史の中で、日本の染織は高度な発展を遂げてきている。また、裂も趣味の世界や宗教行事、そして儀礼の場など、多彩な用途をもっていた。江戸時代を核に、海外の影響や文様・織り・染め・形態から「きもの」の全貌に迫る。
目次
第1章 「きもの」事始め
第2章 「きもの」いろいろ
第3章 時代と「きもの」
第4章 身分と「きもの」
第5章 生地のはなし、裂のはなし
第6章 染めと織りの世界
第7章 裂地いろいろ
第8章 文様万華鏡
第9章 文様歳時記
第10章 「きもの」流転