内容説明
死があるから生きていくことは素晴らしい。「人生は楽しみと苦しみが五十対五十でできている」「人間はそんなに上等なものじゃない」「一寸千は闇…それこそ人間の生きがい」―これまでの人生観、死生観が一変する。
目次
生きる哀しみ
河合隼雄さんと「人生の歩き方」のはなし
ひろさちやさんと「幸福な生き方」のはなし
佐高信さんと「仕事」のはなし
男と女、夫婦のつながり
関谷透さんと「夫、父親としての男」のはなし〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
namunamuナムちゃん
1
随分前から日本を憂いていたドラマを描き、その先のリアルを憂いている。鋭い観察眼。河合隼雄さんとの話が良かった。2021/04/02
新井 拓洋
0
『きれいな言葉がなんとなく、実行可能のような感じでひとり歩きしてしまって、実際にはできないものだから、みんな自分のできないことを隠してみたり、偽善的になってみたりしてしまう』(36頁) 『いわば生活第一、小市民万歳というふうになりすぎた。あるがままの自分でなぜ悪いというふうになっちゃった。でも、あるがままの自分なんて、つまんないですね。』(113頁)2012/02/25