内容説明
地方の政治・経済・文化を支配する実力者群像。そのエネルギーの源、力をはぐくむ県民性、権力の熾烈な攻防史、合間に浮き沈みする人間模様。重厚、気鋭の第一線記者が、丹念な現地取材をもとに、エピソード豊かに激写した迫力の書。
目次
開拓の名門―旧世代を越えて
青森3人衆―保革親友トリオ
服部敬雄―地方紙を軸に全分野へ
松平勇雄―殿様を捨てた小針排斥
船田一族と作新学院―県下に張った学院パワー
中曽根後援会―宰相を目ざした青年たち
上原小枝―埼玉自民党育ての母
浜田幸一―「房総選挙」の完全パターン
金丸信―無尽をバックにした今信玄
君健男―角栄にとって代わった実力知事
井村一族―政治とデパートと出版と
松野友―十選町長がファミリーの中心
米原家と坂口家―東西を分ける二大旧家
竹下登―田部家に押し立てられて
白石春樹―坪内寿夫と対立するワンマン知事
瓦林潔―九州財界の並ぶ者なきドン
小原嘉登次―県会議長22年
国場幸太郎―島のゴッドファーザー