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- > 講談社 山岡荘八文庫
内容説明
吉法師(信長)は、奔放奇抜な振るまいで家中のひんしゅくを買う“うつけ者”。だが、燕雀いずくんぞ鴻鵠の志を知らん。手始めは尾張織田の統一だ。美濃の梟雄斎藤道三から娘の濃姫を娶った信長は、アンチ信長派の旗印となっている弟の殺害を決意した。戦国の世に彗星のごとく出現した驕児の若き日々。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
優希
43
面白かったです。信長の破天荒さ、やることなすこと忙しい様子にハマります。誰もがイメージするような若き日の信長そのものだと思いました。2022/04/08
としちゃん
42
全く新しい価値観が生まれる時に歴史が変わる。歴史を大きく変えた人物と言えば頼朝の次は信長だと思う。いろんな意味で価値観が大きな変化している今という時代。信長を知ることは今に通じることがあるかもと思い読み始めました。シリーズ1巻は義父の斎藤道三がなくなるまで。織田信長というと冷酷無比な人というイメージでしたが、山岡荘八氏の描く織田信長は人間味に溢れ温かみがあって、いい意味で裏切られている感じ。どんどん読んでしまう。2018/05/03
桜子
31
5巻まであるし、飽きてしまわないか…心配しながら読み始めた1巻目。心配ご無用!面白かったぁ(⁎⁍̴̛ᴗ⁍̴̛⁎)‼平手政秀が死んだ時はもう胸がくるしく泣けてくるし、信長と濃姫のやり取りにニンマリするし、歴史小説だけど堅くない。そしてそして濃姫、いい女すぎやろ〜♡♡♡男として生まれてきていたら、どんな武将になったんだろう?と思い巡らすのも楽しい。さぁ、次に行ってみよう!2020/01/08
ケンケン
31
(397冊目)初の山岡作品。こんなに面白いとは感服致した! 思っていたより堅苦しさはなく、人間味あふれる群像劇として描かれており、大いにページが進んだ次第。信長・濃姫の巧妙な掛け合い、道三の豪快さ、竹千代の負け嫌い等、人物たちが魅力的である。 そして、織田家の歴史もまだまだ知らないなっと痛感した。 次はアンチ信長派の旗印との闘い、そして桶狭間へと駆け出す…楽しみじゃ2015/04/10
金吾
29
信長のイメージにあっており読みやすい一冊です。若き日の信長が躍動していますが、やや神みたいかなと思いました。濃姫とのやり取りも面白かったです。2021/06/15