内容説明
自由奔放に生きる美しい女を追う刑事の執念。亡き恋人にそっくりの女が市枝の前に現れた。それも殺人事件の容疑者として…。人間心理の光と闇を追求する意欲作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひろたけ
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☆42017/07/26
finewave
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☆☆☆2015/09/26
miyamo
0
〇2010/10/20
フャ
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きっかけは魔性の女だった。もつれにもつれた痴情や怨念が、刑事の足で少しずつ解明されていく/性に奔放な女が話の中心にいるため、男女関係は混迷を極める。登場人物が多いミステリを読み慣れていないので、相関図を書いて補助線を引きながら読むことになった。構造が複雑なぶん語り口は淡々としており、読みにくくはない/舞台は千葉・木更津から始まり、その後関東地方を転々とする。その中で、思いがけず土地勘のある場所が書かれていた。当時を知るわけではないが、地形や建物はなんとなく想像できる。古い本を読む楽しみのひとつが味わえた。2025/03/01
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- 和書
- 雨に殺せば 創元推理文庫