内容説明
避暑地に建つ私設博物館「人形の館」。そこに常設されているステージで、衆人環視の中「乙女文楽」の演者が謎の死を遂げた!被害者の一族では、二年前にも、新婚の青年が殺されていた。悪魔崇拝者だった彼は、「神の白い手」に殺されたのだと、若き未亡人は語るのだが!?ラストの一行で、読者を襲う衝撃の真実。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぽぽ♪
38
確かに、ラストの一行に驚かされました。まさか、そう来たか!って。S&Mシリーズに比べて読みやすいけど、キャラがあまり好きになれない。特に林は何なの!?紅子も良く判らないです…掴み所のないキャラで、イマイチ感情移入できない。保呂草も又ミステリアスで判らないキャラですね。もう少し読み進めれば感情移入できるかなぁ?2014/11/10
igaiga
24
再読~。そうそう車のボンネット!思い出したよー。そういう仕掛けだったねー。紅子と七夏・・・怖い(笑) 保呂草さんは何というか、人が変わってもあんまり変わった気がしないんだよねー。なんでだ?(笑)2017/08/30
ぐっちー
23
シリーズ第2弾。既に私の脳内の紅子さんは檀れいです...。夏のリゾートで起こった不可解な殺人事件。それに、美術品の盗難、2年前の殺人、と複雑に絡まる謎。しかし一番気になるのは、紅子さんが元ダンナの林と恋人 七夏を見て揺れる姿だす。紅子さん、保呂草さんにしときなよ〜とヤキモキしてしまう。保呂草さんもまだウラがありそうですが。2015/02/16
MarsAttacks!
23
Vシリーズ第2弾です。登場人物たちにもなれてきて、好きなキャラクター、そうでないキャラクターが段々と分かれてきました。この物語は登場人物たちの個性が強く、それはそれで面白いのですが、反面事件の展開が少し弱い感じがしましたし、背表紙の「ラスト一行で、読者を襲う衝撃の事実!」と言うやつも、そこまで衝撃的じゃない気もします。2010/11/16
さく
21
森さんの話は人物関係なんて本筋に関係ないだろうと思って適当に読んでいたせいで、ラスト1行の衝撃(裏表紙に書いてある)が味わえませんでした。それは誰だー! 保呂草さんと紅子さんのキスシーンが好き。2017/03/06