岩波新書
キリスト教と笑い

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  • サイズ 新書判/ページ数 215p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004302193
  • NDC分類 190
  • Cコード C0214

出版社内容情報

「イエスは笑ったか」.聖書をこの観点から読み直しつつ,喜びと解放のメッセージとしてのキリスト教の新しい側面をさぐる.使徒パウロから宗教改革者ルター,さらにカール・バルトまで,キリスト教的ユーモアの精神史を辿りながら,激動する時代を醒めた眼で見すえ,人間らしく生き抜くために〈解放としての笑い〉の精神の復権を説く.

内容説明

「イエスは笑ったか」。聖書をこの観点から読み直しつつ、喜びと解放のメッセージとしてのキリスト教の新しい側面をさぐる。使徒パウロから宗教改革者ルター、さらにカール・バルトまで、キリスト教的ユーモアの精神史をたどりながら、激動する時代を醒めた眼で見すえ、人間らしく生き抜くために〈解放としての笑い〉の精神の復権を説く。

目次

1 笑いとユーモア
2 神のユーモア=ヨナの物語
3 イエスのユーモア
4 キリスト教史の中の笑い
5 神の愉快なパルティザン

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社トリスタの提供する「読書メーター」によるものです。

さえきかずひこ

21
S・ヴェイユのキリスト教的なアンソロジーである『重力と恩寵』を読んでいてティボンが編んだ彼女のキリスト教観には笑いと性愛の要素が一切欠けていることに気づかされた。そこで、この本のタイトルに惹かれたわけだが、なかなか面白かった。イエス自身が笑ったのか、それを聖書のテクストのうちに問い、また教会組織の中で笑いがどのように扱われたかを概説する。最終章でひもとかれる神学者カール・バルトのキリスト教的ユーモアの叙述に最もちからが入っていてその点も興味深くまたエーコ『薔薇の名前』を読みたくさせる豊潤な一冊です。是非!2018/10/01

てっしー

5
面白いテーマだと思うが、そもそも聖書に笑いに関する記述がかなり少ないため「喜び」だとか「ユーモア」に話題を広げてしまい、全体がぼやけてしまった印象。聖書の記述を証明する史料がないので、聖書に直接書かれていない「イエスは笑ったか」のようなテーマでも、文脈からの作者の推量を書き連ねているだけになってしまう。ただ、イエスと律法学者との対話の分析などは、なかなか興味深く読み応えがあった。新約のイエスと他者とのの対話に絞って「イエスのレトリック(ユーモア)」のような題で書いてみてもよかったと思う。2013/04/23

B.J.

4
●神学者ロバート・サウスが、国王チャールズ2世の前で説教しているとき、国王や宮廷のお歴々がみな居眠りし始めるのに気が付いた。まもなく高貴の方々の中には、いびきをかく者さえ出てきた。サウスは説教を中断し、声をあげて叫んだ。「ローダーデール卿!」驚いて目覚めたローダーデールが困惑の態で見上げると、サウスは、とても丁重な口調でこう言った。「あなたのお休みを妨げて申し訳ありませんが、そんなに大きないびきをかかないようにお願い申し上げねばなりません。国王陛下がお目覚めにならないようにするためです」と。・・・本文より2020/03/27

オドンチメグ

4
キリスト教を笑いとかユーモアの観点から描くのは珍しいのではないか?と思い気になって読んでみた。 個人的に第2章のヨナの話が面白かった。 「神の愉快なパルティザン」達の精神や考え方に感銘を覚えた。2018/06/29

ぼけみ庵@積読王になる!

4
最近この手のテーマの本を2冊読んだが、どちらもつまらなかった。それらはイエスのユーモアがテーマだが、こちらはキリスト教全般とユーモアの関係を扱っており、大変興味深い。旧約聖書ではヨナを取り上げている。本来ならヨブも取り上げてほしかった。ちなみに、著者はカトリックの方がこの手の本の出版が多い印象を前書きで述べているが、個人的にも同感。堅いプロテスタントと違いカトリックのユーモアの方が時に毒もあって面白い。ただ著者はプロテスタントなので、カトリックのジョークがあまり取り上げられていないのは残念だ。2012/07/06

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