講談社学術文庫
人間存在論

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 292p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784061598614
  • NDC分類 114
  • Cコード C0110

内容説明

人間の現実を、その可能性を含めて、全体的に見極めること、これを哲学の根本的な仕事と考える著者は、アリストテレス的なコスモスの体系とヘーゲルの歴史の体系を軸に、哲学史の中で人間がどのように考えられてきたかを探り、師・西田幾多郎の絶対無に対する自らの立場を明らかにする。三木清、務台理作らと同世代、京都学派哲学者の代表的著作。

目次

序論(人間存在への問い;史的概観;方法論的考察)
第1章 人間存在と自然(生物における個体と周界;人間の身体)
第2章 歴史(歴史の領域;行為と制度;学説史的考察;歴史的作用連関の様相)
第3章 自己(自己としての存在;自己の存在と自己意識;伝統と自己;孤独と愛)
第4章 西田哲学―伝統と哲学(前期―無の場所の自覚;後期―歴史的世界;回顧)

著者等紹介

三宅剛一[ミヤケゴウイチ]
1895年、岡山県生まれ。京都帝国大学哲学科卒業。西田幾多郎、田辺元の系列に属する京都学派の哲学者。東北大学教授、京都大学教授、学習院大学教授を歴任。1982年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Ecriture

3
一般存在論ではなく人間存在論を。これは…フッサールの現象学から見て進化なのか退化なのか…。ちょいと苦手な一冊だった。2010/03/05

日系フサリア人

0
挫折しかけたが何とか読み切った。

i-miya

0
ヤーコブ・フォン・ユクスキュル 人間存在の意味 フォイエルバッハ キエルケゴール マルクス ヘーゲル シェリング フィヒテ 論明する ヒューム、カント ニーチェ的反世俗性 ハイデガー 西田哲学 第1章 人間存在と自然 A. 生物における個体と周界 アリストテレス、ライプニッツの体系 ベルグソンの哲学 一般存在論 ニコライ・ハルトマン 重層構造 ドルーシー ユクスキュル 生気論的である ワイツゼッカー ライプニッツ モナドロジー モナド メルロ=ポンティ ゴルトシュタインに言及 ホールデーン2008/04/20

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/168138
  • ご注意事項

最近チェックした商品