講談社学術文庫<br> イギリス紳士のユーモア

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講談社学術文庫
イギリス紳士のユーモア

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  • サイズ 文庫判/ページ数 216p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784061596054
  • NDC分類 361.42
  • Cコード C0120

出版社内容情報

山高帽にこうもり傘、優美なマナーとさりげないダンディズム。英国紳士たちの悠揚せまらぬ精神から大英帝国を彩るユーモアが生まれた。当意即妙、光る知性、グロテスクなまでにブラック、自分を笑う余裕。ジョンソン博士、イヴリン・ウォー、チャーチルほか、帝国最上の産物たる紳士の最高のユーモアを味わいつつ、英国流人生哲学の真髄にせまる。(講談社学術文庫)

第1章 イギリス紳士とは何か
第2章 紳士のライフ・スタイル
第3章 紳士のユーモア
第4章 紳士、このしたたかなるもの


小林 章夫[コバヤシ アキオ]
著・文・その他

内容説明

山高帽にこうもり傘、優美なマナーとさりげないダンディズム。英国紳士たちの悠揚せまらぬ精神から大英帝国を彩るユーモアが生まれた。当意即妙、光る知性、グロテスクなまでにブラック、自分を笑う余裕。ジョンソン博士、イヴリン・ウォー、チャーチルほか、帝国最上の産物たる紳士の最高のユーモアを味わいつつ、英国流人生哲学の真髄にせまる。

目次

第1章 イギリス紳士とは何か(UとノンU;古い家系ほど価値がある ほか)
第2章 紳士のライフ・スタイル(紳士の衣食住;意外に質素な服装 ほか)
第3章 紳士のユーモア(イギリス男性はみな紳士?;イギリス人のイメージ ほか)
第4章 紳士、このしたたかなるもの(イギリス人のマナー;「ジェントル」の語源 ほか)

著者等紹介

小林章夫[コバヤシアキオ]
1949年東京生まれ。上智大学大学院文学研究科修了ののち、同志社女子大学教授を経て、上智大学文学部教授。専攻はイギリス文学、文化
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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T2y@

15
ロンドン旅行準備本。イギリス紳士は『他人に興味がなく、我慢強く、余裕がある。』と本書にある。旅行でさらに感じたのは、コミュニケーションと礼節を重んじるところ。 赦す部分と、守る部分のバランスが絶妙。大して関わりもない事にまで反対したり、目くじら立てて、息苦しくなってしまった我が国の空気感との差は明白。 ウィットとユーモアの違いとは、“突き放して冷笑するのではなく、ゆとりある態度で大らかに包み込む精神”の有無。チャーチルのはウイット。 惜しむらくは、私の英語力では、これらを旅先で実感・理解出来なかった事。 2016/11/07

梅干を食べながら散歩をするのが好き「寝物語」

14
▼著者は英国文化研究家。▼英国紳士の定義やヒエラルキー、その成立の歴史などを、まず読者に教える。そして紳士が集うクラブやコーヒーハウスの知識などユーモアが発揮される場について紹介し、いよいよユーモアやジョークの中身について語り始めるのである。▼英国のユーモアやパロディの意味を知るためには、先にあげたような知識に加え、キリスト教についての理解も必要だという事がわかる。▼英国王室の事や、国教会についての知識、食べ物についての知識など、この本に書かれていることから、興味の枝葉を拡げられる可能性があると感じた。2023/05/25

またの名

11
歴史的な首相チャーチルが言ったという「私は国のためなら、一命を捨てる覚悟はいつでも出来ています。ただその時が、一刻でも遅くなることを願っております」等のように、短いコメントの中に飄々と真理みたいな毒を混ぜる文化。日本に来てもチャールズ皇太子が「イギリス王室はある職業とともに世界で最古の歴史を誇っております」と下ネタを発し、国の上から下まで人々が良識やバランス感覚を込めた笑いとして寸鉄を真顔で平然と刺す。後半でやっとユーモア論が読めて、前半はジェントルマンの文化史といった趣の金が無くても誇り高い英国紳士論。2024/12/29

猫丸

11
この題名だと英国ジョーク集みたいな内容を期待するが、学術文庫だけにそうは問屋が卸さない。英国紳士の歴史・特質にかんする軽妙な随想、であった。まるで口述本のように同じことを繰り返し述べている。要するに、英国紳士のメンタリティはブラックジョークをも辞さぬ精神的振幅の大きさを基底とし、華美を厭う尚古趣味ゆえに落ち着いたモノトーンに沈む傾向がある。それは同時に他者への関心が薄い冷酷な印象を与えかねない、というところか。パラノでありつつスキゾでもあるわけで、現代日本大衆よりは付き合いやすいと思われる。2021/08/04

穀雨

8
イギリス紳士とは何かからはじまり、パブリックスクールやオックスブリッジでの教育、普段の衣食住、余暇の過ごし方などを一通り紹介している。ユーモアに関する部分は後半の1/3ほど。はじめに題名ありきで編集者と話が進んだものの、著者も実際にユーモアの例を挙げるのには苦労したと書いている。講談社学術文庫に収まってはいるが、軽いエッセイ風の読み物で、肩肘はらずに読むことができた。2025/04/01

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