内容説明
なつやすみにあそびにきたクーちゃんは、俳句がだいすき。シズカくんのおともだちアディ、マイケル、カールの三人とも、すぐになかよしになりました。きむずかしいひとりぐらしのおばあさんホイテカーさんをまじえて、わすれられないなつやすみがはじまります。
著者等紹介
ミュース,ジョン・J.[ミュース,ジョンJ.][Muth,Jon J.]
アメリカ、オハイオ州生まれ。日本で石の彫刻を学び、オーストリアとドイツとイギリスで、印刷とデッサンを学ぶ。二児の父
三木卓[ミキタク]
1935年生まれ。静岡県出身。早稲田大学露文科卒業。詩人、作家。詩集『東京午前三時』でH氏賞を、『わがキディ・ランド』で高見順賞を、小説『鶸』で芥川賞を受賞。他の作品に、児童書『ぽたぽた』(野間児童文芸賞)、『イヌのヒロシ』(路傍の石文学賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Gummo
23
原題は「Zen Ties」。『パンダのシズカくん』の続編。今回は、シズカくんの甥っ子クーちゃんが登場。何でも五七五の俳句調で話すクーちゃんは可愛らしい子パンダ。メインストーリーは、前回も登場した3人の子供達とご近所の気難しいおばあさんとの交流。シズカくんには人の本当の姿が見えてるんだな。★★★★☆2014/04/05
anne@灯れ松明の火
15
返却棚で。表紙に惹かれて。俳句が大好きなクーちゃん。思わず、作者名を確認。外国人だなあ(笑) 最後まで読んでみて、作者は禅など、日本に興味のあるアメリカ人だとわかり、納得。シズカくんがつなぐ老婦人と3人の子どもたち。ちょっとユニークで、ほっこりするおはなし。続編とわかったので、すぐに前作を探す(^.^)2015/01/23
けん
14
二人のパンダの背中ぎ並ぶ表紙を見て、寂しげな話を想像しましたが、違いました。暖かかったです。「木は、根があるからそだつのね。ことばもおなじです。ことばの根を知れば、しぜんに書けるようになるわ」というセリフを読んで、言葉を大切にしたくなりました。ところで、書き取りのコンテストってなんでしょう?2016/03/16
花林糖
12
(図書館本)「パンダのシズカくん」の続編。前回は禅、今回は俳句です。シズカくんの甥のクーちゃんが遊びに来て二人(?)の会話が俳句。見返しのシズカくんの太極拳がとっても可愛い。2015/05/07
円舞曲
12
爽やかで心温まる絵本でした。鮮やかな風船の色と白黒のパンダの組み合わせにほっこりします。見返しのイラストも楽しい。「シズカのり」の遊びがしてみたい(笑)クーちゃんの5・7・5の「なつのたび もってかえるよ コップごと」は素敵。2012/02/15