講談社学術文庫<br> 魏晋南北朝

個数:

講談社学術文庫
魏晋南北朝

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2025年06月05日 01時32分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 496p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784061595958
  • NDC分類 222.04
  • Cコード C0122

出版社内容情報

<華やかな暗黒時代>に中国文明は咲き誇る秦漢帝国の崩壊がもたらした混乱と分裂の四百年。専制君主なき群雄割拠の時代に、王義之、陶淵明、『文選』等を生み出した中国文明の一貫性と強靱性の秘密に迫る

第1章 壮大な政治的分裂時代
第2章 中国文明圏の拡大
第3章 貴族制社会形成への序曲――2世紀の華北
第4章 貴族制社会の成立――3世紀の華北
第5章 開発領主制的社会――3世紀の江南
第6章 貴族制社会の定着――4世紀の江南
第7章 貴族制社会の変容――5?6世紀前半の江南
第8章 貴族制社会の崩壊――6世紀後半の江南
第9章 異民族諸国家の形成――4世紀の華北
第10章 北魏帝国と貴族制――5世紀の華北
第11章 貴族制国家から府兵制国家へ――6世紀の華北


川勝 義雄[カワカツ ヨシオ]
著・文・その他

内容説明

秦漢と隋唐の巨大帝国にはさまれた四百年におよぶ大分裂時代。専制君主なき群雄割拠の混迷の中から王羲之、顧〓之、陶淵明、『文選』など、壮大な文化は出現した。後世の中国にあらゆる面で多大な影響を残す“華やかな暗黒時代”。その爛熟してゆく「貴族制社会」の形成、変容、崩壊の変遷を詳細に読み解き、中国文明の構造と特質を浮き彫りにする。

目次

第1章 壮大な政治的分裂時代
第2章 中国文明圏の拡大
第3章 貴族制社会形成への序曲―二世紀の華北
第4章 貴族制社会の成立―三世紀の華北
第5章 開発領主制的社会―三世紀の江南
第6章 貴族制社会の定着―四世紀の江南
第7章 貴族制社会の変容―五~六世紀前半の江南
第8章 貴族制社会の崩壊―六世紀後半の江南
第9章 異民族諸国家の形成―四世紀の華北
第10章 北魏帝国と貴族制―五世紀の華北
第11章 貴族制国家から府兵制国家へ―六世紀の華北

著者等紹介

川勝義雄[カワカツヨシオ]
1922年、京都市生まれ。京都大学文学部卒業。東洋史専攻。京都大学人文科学研究所教授。1984年没
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しんい

23
「満洲国」の参考図書から読む。古い本だが、好きな三國志を中国史・日本を含むアジア史の観点から理解しなおすこともできた。曹丕って、いまにつながる九品中正法をつくったえらい人だったのだ・・・。あと高校世界史以来、異民族が侵入してきてゴチャゴチャしている時代という認識しかなかった五胡十六国時代にも、ちゃんと歴史的な役割?があることが理解できた。他の読書にもつながるが、中国は文人統治の歴史がながい。日本は、鎌倉から江戸時代まで(もしくは第二次大戦後まで)は”野蛮”な武人統治ではあったとの分類もできる。2023/03/18

coolflat

19
元々は講談社旧版中国の歴史3巻。魏(西晋)は、なぜ強大化し、中国統一できたのか。知識人階級を中心に政権基盤をつくったことに理由がある。その代表が九品中正法で、当初の目的は、黄巾の乱後の戦乱によって、地方各地へ避難した知識人を発掘・登用するための制度であった。対し、特に呉では知識人階級ではなく、武人が政権基盤をなしていた。三国志では名軍師として描かれる周瑜や陸遜も任侠集団であった。呉は君主の孫権と彼ら任侠集団の個人と個人の主従関係で成り立っており、この主従関係にひびが入ったため、政権に危機が到来したのである2020/01/10

hyena_no_papa

15
皆さんのような高いレベルの感想を書けそうにないので、それは割愛するとして、先日読んだ『五胡十六国』同様、殺し合いの時代なんだとまず感じた。南朝についてウエイトを置いているようで、『五胡十六国』では取り上げられなかった六朝の興亡を詳しく解説してあったので、極めて大まかながら南北対比して理解できたかも知れない。しかし、日本古代史に関心を持つものとしては中国史の壮大さに唖然とするばかり。北魏の東西分裂から隋による統一までの粗筋くらいは基礎知識として記憶しておきたいが、如何せん加齢による記憶力の減退が(~_~;)2019/12/11

ピオリーヌ

10
昭和49年刊行の本だが、実に読みやすい。以下引用。「在地領主であった李典が、賢士大夫の前に膝を屈せしめたことにあらわれたのである」目からウロコ。三国志で著名な李典が出てくるとは。そして再読したい。2017/11/04

壱萬参仟縁

8
里を基本単位とする郷村共同体(90頁~)。里が数個集まって郷を形成。亭とは二層構造の屋根をもつ二階建てか、一本の杭の上に二層の屋根をもつ小塔で物見櫓。塾や廚が付随してもいた。現代もこうした町内会集会所のようなのは地域の絆には必要な装置か。しかし、豪族の台頭で衰退していく(98頁~)。宋王朝の頃、グレシャムの法則「悪貨は良貨を駆逐する」で人間でいうと悪人が善人を洗脳するようなもので、酷い経済だったようだ(258頁)。贋金というか、貨幣の質を落とすと犠牲になったのは貧農だったのだ。雲崗石窟寺院の構造は魅力だ。2013/03/03

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/382746
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品