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内容説明
覚悟、信念、女、死―。男として、いかに考え、行動すべきか。『葉隠』は読めば読むほど、人生の諸問題に対するいろいろな答えを教えてくれる。その意味で、本書は、「現代ビジネスマン必読の書」と言えるだろう。
目次
武士道の真髄―『葉隠』を読む人のために
1章 いかに「生きる」か
2章 いかに「覚悟する」か
3章 いかに「仕事する」か
4章 いかに「人と付き合う」か
5章 いかに「自分を高める」か
6章 いかに「運をつかむ」か
著者等紹介
奈良本辰也[ナラモトタツヤ]
山口県生まれ。京都大学文学部国史専攻卒業。歴史家として、ユニークな幕末・明治維新論を展開する一方、随筆や人物評伝でも高い評価を得ている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
猫丸にゃん太
54
武士道とは死ぬ覚悟を持つ事である、今日が最後の日と思い、事に一心不乱に打ち込む。身なりを毎日整えるのは今日が最後と思うからであり、ここに常日頃の油断無き覚悟が表れる。志を死に物狂いで追い求めれば、君への忠、親への孝は自ら生じる。一瞬が重なり一生と成る、今がいざという時、いざという時は今、だから今の準備がいざという時に表れるのだ。道とは己の至らなさを反省し一生精進する事であり、一道は万道に通ず。他道は己の道の修養の為と自覚があるなら道にかなう。ただ武士道は大傲慢の心から勇を生じさせるのが他道と異なる。2015/05/12
33 kouch
31
水増されば船高し/武士は食わねど高楊枝/武士ということは死ぬこととみつけたり、江戸時代では主流の儒教や所謂武士道とは異なることから火中にすべしとまで言われ、読むのに覚悟が必要だったという。地方武士のラディカルな武士道精神、中央への批判も込めた鬱屈した思いもあり、極論とも感じれるところも多い。だがその分歯切れもよく、シンプルで分かりやすい。ファスト教養全盛の昨今。温故が欠けた知新ばかりの現代人には刺さるところが多い。2025/03/17
ふ~@豆板醤
27
4!読書会にて。武士道の真髄。敵に勝つには味方に勝つこと、己に勝つこと。一瞬一瞬全力で。大酒飲むべからず。忍ぶ恋。背筋が伸びる。2017/12/11
絵美
20
なぜか、醜男な鍋島家臣たちの話が最も記憶にのこった。“代々 仕える者たちを大切にする君主と、その環境に慣れて ここに生まれここに死ぬものと安心しきって 忠を誓いつつも朝寝したり仮病で怠けたりする家臣” …美談なほうで とりあげられているのだろうけど、終身雇用制度はなくなり 高齢の人々が雇用されるままの社会で 苦しむ若者たちが思い浮かび、複雑な気持ちになった。 こういう本は いつも選ばないんだけど、あまりにひまな待合室で ぱらぱらとながし読んでみた。予想に反して いろいろ興味深く、刺激になった。2019/05/17
マッサー
18
佐賀鍋島藩の武士 山本 常朝の生き様の話。石高は少ないが、藩士のためなら命も惜しまない生き方がいい。❗️❗️❗️❕❕2019/11/20
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