内容説明
人の心理面を重視した栄養教育を展開するためには、人の複雑な生命活動・行動様式・精神活動を理解し、対象者との人間関係を構築するためにカウンセリングスキルを身につける必要がある。本書は、単に理論の解説にとどまらずに、面接実習や演習をとおして、カウンセリングが実践できる能力を修得できるように配慮した。さらに、栄養カウンセリングについての理解を深めるために、心理学領域の基本である精神分析療法、来談者中心療法、交流分析などのカウンセリング諸理論や心理アセスメントなども取り上げた。
目次
1 栄養教育におけるカウンセリングの位置づけ
2 栄養教育に必要な栄養カウンセリングスキル
3 栄養カウンセリングに必要なカウンセリング理論
4 心理アセスメント
5 栄養教育に関係が深い疾病や健康に関する保健行動
6 カウンセリングに必要な食行動理論
7 ライフステージと食行動の特徴
8 栄養カウンセリングの応用
9 栄養カウンセリングのための実習プログラム
著者等紹介
小松啓子[コマツケイコ]
1979年徳島大学大学院栄養学研究科博士課程修了。現在、福岡県立大学人間社会学部教授
大谷貴美子[オオタニキミコ]
1980年大阪市立大学大学院生活科学研究科後期博士課程修了。現在、京都府立大学人間環境学部助教授
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