内容説明
世界の金融市場を支配する日本の巨人たち。国家規模の運用資産と地球をおおう情報網、コンピュータシステム―。国境をこえてあふれるジャパンマネーをあやつる生保、銀行、証券、投資顧問会社…などのすさまじいエネルギーと複雑な生態に迫る。
目次
1 巨大機関投資家とは何か
2 世界の巨大機関投資家
3 セイホとその生態
4 銀行の変貌
5 投資眼問会社の誕生
6 コンピューターと情報網
7 ユーロ市場の機関投資家
8 スイス市場のジャパンマネー
9 アジア市場はこれから
10 対外直接投資
11 巨大機関投資家の将来
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
96
世界の巨大マネー投資家の現状と将来について書かれています。今もそのファンドマネーが世界を走り回っていますが、当時は今に比べるとかわいいものでした。ザ・セイホとかチューリッヒの小鬼とか言われていたのですから。懐かしい言葉です。当時(20年前)の状況が非常によくわかります。ジャパンマネーがスイスの市場に結構動き回っていたのですね。2016/06/20
海星梨
3
1990年出版の本です。つまり、ソ連もバブルも崩壊しておらず、ユーロも発行されていない時代の話です。あえて時代とか言っちゃう。経済に関連する本をはじめて読む、90年代後半生まれとして、「カネ余り」の意味が理解できず、最後の最後で「お金が!?余ってんの!?」となりました。パワーワードです、えぇ。同じ国の話ですか。「7時間寝ないといけない」とか書いてあって、「マジ失われた30年って感じなんですけど~」とか思いつつ。絶対に得すると言われたら「ならお前が買え」と言え、とかバッサリとした文章が心地よかったです。2019/10/17
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