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出版社内容情報
皇鳴学園の歪みの果てに待ち受ける「もういるはずのない少女」の謎に迫るナギと夜石! シリーズは最高潮!!「人は、悪意の塊(かたまり)なの」
かつて皇鳴学園中に「読めば死ぬ」忌み語をまき散らし、学園から消失した彼岸と対峙する少女、篁亜矢名。彼女の存在に魅入られた五年前の日々を回想するオカルトサイト管理人・クリシュナさんが語る亜矢名に、美鶴木夜石の闇色の目は妖しく輝く。それが、夜石の失踪事件の始まりだった――! 一 肇 ×安倍吉俊のタッグが描き出す、極上の青春怪談小説フェノメノ 参 収縮ファフロツキーズ、〈ファフロツキーズ〉編、ついに完結!
一 肇[ニノマエ ハジメ]
著・文・その他
安倍 吉俊[アベ ヨシトシ]
著・文・その他
内容説明
かつて皇鳴学園中に「読めば死ぬ」忌み語をまき散らし、学園から“消失”した“彼岸”と対峙する少女、篁亜矢名。彼女の存在に魅入られた五年前の日々を回想するオカルトサイト管理人・クリシュナさんが語る亜矢名の言葉―人は、悪意の塊さ―に、美鶴木夜石の闇色の目は妖しく輝く。それが、夜石の“失踪”事件の始まりだった―!一肇×安倍吉俊のタッグが描き出す、極上の青春怪談小説、「ファフロツキーズ」編、ついに完結。
著者等紹介
一肇[ニノマエハジメ]
作家。ニトロプラス所属。『桜ish―推定魔法少女―』(角川スニーカー文庫)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
miroku
21
シリーズとして定型化されたぶん、新鮮味は薄れたが、安定感が増した感じだ。2017/11/14
yosa
8
文章が軽いからアホみたいにスラスラ読めるんだけど、読み口の軽さに比べて怖さはなかなかのものがありました。まず文章が頭に入って、この段階では何も無いんだけれど、次の段落を読み進めながら段々と理解し、体に染み込み、やがて恐怖の芽が出る。その恐怖を植え付けられた状態で、文章が頭に蓄積されていき、種が次々と芽吹き、恐怖が堆積していく。これじゃ逃げようがありません。本を閉じても無駄。追ってくる。これが言霊ってやつかと勘違いしながら楽しく読みました。じわじわ来る感じが猛暑にはなかなかイイですね。しかもあのオチだ。2015/08/01
ころん
6
クリシュナさんの高校時代の先輩である篁亜矢名についてクリシュナさん本人から教えてもらう凪人と夜石。しかし夜石は違和感を持ったようで納得していない様子だった。その数日後、夜石は持ち物をそのまま残した状態で、学校からいなくなってしまう。ただただこの世界に引き込まれる。気が付けば現実の裏側に来てしまっているような。抽象的な感想しか思い浮かばないけど、それくらい圧倒される。夜石以上に凪人も十分怖いよ。まさこのシリーズで同棲イベントが起こるとは思わなかったなぁ夜石さんとの共同生活楽しみ。2013/05/12
金目
5
怪談っつーよりジュブナイルに近い感じかなーと思いきや、最終的に同居ものラブコメになったぞ。なにこれ! 凪君の1人語りはいかにも二十歳前の少年って感じで、そろそろおじさんは読むのがしんどくなってきた。今後もタカムラちゃんが場面場面でちょっかいかけてきたら面白いかも。大人なんてひたすら辛い、だからマゾは最強ってのは一面の真理。んー、三十路も過ぎると左居の方に共感してしまうなー2016/12/05
ほしみ
4
クリシュナさんと先輩の話よりも、終盤の夜石のインパクトが強すぎた。距離の取り方が分かってない感じがひじょうに良い。2013/10/24