星海社新書
オカルト「超」入門

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  • サイズ 新書判/ページ数 253p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784061385191
  • NDC分類 147
  • Cコード C0236

出版社内容情報

オカルトは教養である!UFO、宇宙人、UMA、オーパーツ、陰謀論…通俗オカルトを縦横無尽に読み解く、全く新しいオカルト入門書UFO、超能力、オーパーツ、UMA、心霊……オカルトは教養だ!
本書は、オカルト史を形作った“オカルト重大事件”について、その成り立ちと背景を歴史研究家の視点から解説したものだ。オカルトは好き者の道楽や雑学だと思われがちだが、歴史家の視点で見ると全く違った顔を見せる。実はオカルト世界の事件や遺物・文献などは、その時代を反映したものばかりなのだ。例えば1950年代以降に発生したUFO目撃現象には、冷戦下での米国民の不安が色濃く影を落としている。そう、オカルトとは単純に「信じる・信じない」の不思議な現象ではなく、その時代の社会背景をも取り込んだ「時代の産物」なのだ。そして、オカルトの世界を覗き見ることで、この世界を「異なる視点」で読み解くことができるようになる。さあ、教養としてのオカルトの世界へ旅立とう。

原田 実[ハラダ ミノル]
著・文・その他

内容説明

オカルトとは単純に「信じる・信じない」の不思議な現象ではなく、そノ時代の社会背景をも取り込んだ「時代の産物」なのだ。オカルト史を形作った“オカルト重大事件”について、その成り立ちと背景を歴史研究家の視点から解説。

目次

第1章 UFOと宇宙人
第2章 心霊と死後生存
第3章 超能力・超心理学
第4章 UMAと超地球人
第5章 超古代文明とオーパーツ
第6章 フォーティアン現象
第7章 超科学
第8章 予言
第9章 陰謀論

著者等紹介

原田実[ハラダミノル]
歴史研究家。1961年生まれ、広島市出身。龍谷大学卒。八幡書店勤務、昭和薬科大学助手を経て帰郷、執筆活動に入る。元市民の古代研究会代表。と学会会員。ASIOS(超常現象の懐疑的調査のための会)メンバー。日本でも数少ない偽史・偽書の専門家であり、古代史に関しても造詣が深い。また、超常現象全般についても広範な知識を持ち、1981年には自らもUFOを目撃した。近年は旺盛な執筆活動を行っており、20冊を超える著書がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

harass

52
オカルトの事象を当時の時代背景などで簡単に解説しまとめてある新書。非常に多くのオカルトエピソードの辞典でもある。どこかで聞いた怪物名や事件名にああ、あったなと苦笑いしつつ楽しめた。実に大量の事例を簡潔に解説してある。雑誌ムーの全盛期が自分の中学時代だったが数冊買ったのを思い出した。だが初めて聞く話も多く、ネタはいまだに生み出されているのだと実感した。織田無道の名が伏せてあるのにちょっと笑ってしまった。オカルト本はこの本が最後でもう手に取らなくて良い。著者はオカルト専門出版社八幡(はちまん)書店の元編集者。2016/08/20

へくとぱすかる

44
再読。オビに「ソ連への恐怖がUFOを生み出した!」とある通り、オカルト的言説は、その背景となった時代を非常に顕著に反映しているのだが、多くの場合、汎時代的な不変の真理であるかのように受け入れてしまう。そこに齟齬が生まれるのだろう。オカルト的言説をほぼ分野別に網羅して、懐疑的スタンスから論じているので、オカルトの世界とはどんなものかを、手早く大雑把に掴むためにも有用。2014/05/19

HANA

24
UFO、UMA、超能力といった言葉を聞いて、何かしらの感情を抱いた人は面白く読めると思う。入門という言葉通り扱われている事例は本当に基礎の基礎。故に読みながらこのネッシーやビッグフットの写真よく見たなあ、とかノストラダムスはあの頃は大騒ぎだったなあ、とか郷愁を感じてしまう。小学校の頃大百科シリーズとかでハマッたのですよ。また其々時代ごとに俯瞰ように書かれているので、どのように変化していったかという点も興味深く読めた。オカルトと時代背景の考察という視点で書かれたものをまた読みたいものである。2012/06/24

chie

21
良書。...だと思う。人類の祖先に敬意を払うスタンスが良心的。古今東西、広範囲に渡ってオカルト現象の一つ一つが検証されている。そのほとんどが反証されていているのだが、私が生きてきたこの50年、オカルト現象を解明する科学に関しては、それ程進歩はしていない様な気がして、なんだか悔しい。この世で何が不可思議かと言えば、人類の誕生ほどオカルト的な現象はないのかもしれない、とも思った。2020/02/26

ハイちん

11
今まで僕はオカルトというものを胡散臭いものと見做して軽蔑していた。でも最近は目に見えないもの、理解できないものに敬意を払う必要があるのかなと思えてきた。敬意を払うのが無理でも受け入れる努力くらいはしてもいいはずだ。世界の大半は理解の及ばないものでできていると、ようやく気がついた感じがある。理解できないものを否定するという態度は、世界の大半を否定することになる。というわけでオカルト超入門を読んだ。子供の頃、僕はこんな感じの本をよく読んでいたことを思い出した。2020/05/01

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