児童文学創作シリーズ<br> ルビー色の旅

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児童文学創作シリーズ
ルビー色の旅

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  • サイズ A5判/ページ数 257p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784061335042
  • NDC分類 K913

内容説明

高校受験に失敗し、勉強にも、生きることにも、うんざりしてへやにとじこもっていためぐみは、かべにかかっている1まいの絵と目があった。なにかを語りかけてくる少女のふしぎな目…。めぐみは、その絵に導かれるように、40年前の世界へとまよいこんでいく。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆみねこ

66
読み友さんの感想で手にした1冊。高校入試に失敗しためぐみがタイムスリップしたのは、1947年の結核病棟。絶対安静で死の恐怖に怯える同室の女性たち。15歳のめぐみは不思議な体験を機に大きな決断をする。今から30年も前にこんな素敵な作品を書かれていたなんて素晴らしいです。読み継がれてほしい名作、お薦めします。2017/12/11

はる

56
これはおすすめ。高校受験に失敗し、家出した少女が終戦直後の時代にタイムスリップ。結核病棟に入院している少女の心と入れ替わってしまう…。当時不治の病だった結核。苦しく辛い病状がおそうが、それでも明るさを失わず精一杯生命を謳歌する少女と同部屋の女性たちの姿に胸が熱くなります。あとがきを読んで分かりますが、病棟で起こる様々な出来事は、作者の堀内さんの実際の体験がもとになっているのですね。その時同部屋だった少女との約束、その強い想いを知り、より一層深い感慨を残します。2017/11/30

みっこ

54
小・中学生時代、大きく影響を受けた児童書。読友さんの感想きっかけで、久しぶりに再読しました。大人になって読んでも秀作!むしろ今だからこそ、より染みる…。高校受験に失敗し、自暴自棄になっためぐみがタイムスリップしたのは、1947年の結核病棟。当時不治の病だった結核。絶対安静で起き上がることもできず、すぐそこに迫る死。でも残り少ない命を燃やして、必死に生きる人たちがいた。彼らの命が『今』につながっていくのがまた泣ける…。タッちゃん、あきよさん、そしてめぐみの秘密に涙腺崩壊。コメントへ続く→ 2017/12/07

ぶんこ

42
お気に入りさんの感想を拝見して読みました。今とても感動しています。高校入試に失敗し、街をさまよううちに迷い込んだ先は1947年の結核病棟。そこで同じ名前の(めぐみさん)に同化。末期の結核と闘う人々の優しさと、父の若かりし頃と、その妻薫さんの崇高とも思える夫婦愛。コチコチと思っていた父の優しさ。同室の(おっかちゃん)が寒さに震える薫さんのベッドに入って温めてあげる場面では感動しすぎて顔面崩壊。不治の病にある人々の生への思いが重く響きました。2017/12/24

Romi@いつも心に太陽を!

10
【再読】小学校の図書館で出会った、思い出の一冊。幾年月経ても色褪せません。高校受験に失敗し、何もかも嫌になってしまっためぐみは、ふと部屋に飾られている少女の絵と目が合う。彼女はその少女の生きていた40年前にいき・・結核病棟を舞台に、必死に病と闘いながら生きた少女たちの姿、思わぬところで接点のあった父親の過去。児童書ですが大人にも読んでもらいたい作品です。2010/06/27

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