出版社内容情報
縄文時代の土器や土偶を通して縄文人の美意識を解明し、日本人の思想と特質に迫る。ストーンサークルの謎や土偶の意味を探る。
各時代に生きた人々の精神に触れながら、日本美術の思想と特質を解明した画期的なシリーズの一部を文庫化。縄文時代の火炎土器や土偶、ストーンサークルなどを通して縄文人の宗教観と美意識を明らかにした一冊。めずらしい土器や土偶の写真を多数掲載!!
内容説明
土偶はなぜ作られたのか?ストーンサークルとは一体何なのか?古代史最大の謎に、哲学者で作家の著者が大胆な仮説で挑む。さらに第三章では、土器一点一点に著者独自の解説付き。土器や土偶、ストーンサークルといった遺物を通して、縄文人の宗教観や美意識を解明し、縦横に展開する梅原哲学により日本人の源流に迫った一冊。貴重な土器や土偶の写真も多数掲載!
目次
プロローグ 縄文芸術の見直し
第1章 森の文明―日本文化の基底にあるもの
第2章 生けるものの永劫回帰―大地と天界を貫く意志
第3章 縄文土器礼賛―アニミズムと性の表現
第4章 土偶の神秘―死の尊厳と再生への願望
著者等紹介
梅原猛[ウメハラタケシ]
哲学者。1925年宮城県出身。京都大学文学部哲学科卒。京都市立芸術大学学長、国際日本文化研究センター所長、日本ペンクラブ会長等を歴任。1999年に文化勲章を受章。主著『水底の歌』(大佛次郎賞)などを通して古代史に大胆な仮説を提起し、縄文から近代まで、文学・歴史・美術・宗教を包括した日本文化の深層をなす「梅原日本学」を展開しつづける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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あじ
コーデ21
こぽぞう☆
大臣ぐサン
しょー