内容説明
天涯孤独の素浪人・真坂時之助は、ある日ひょんなことから沼津二万石の若殿様・水野午之助、それに第十一代将軍・徳川家斉と知り合う。折しも寛政元年。ときの老中首座・松平定信の強引な幕政改革により、庶民の暮らしは圧迫され、江戸は不景気に沈んでいた。家斉の理解もあって、時之助は、容姿がそっくりな午之助と入れ替わることで、庶民を苦しめる定信の圧政に立ち向かっていく。
著者等紹介
笛誓生[フエフキアキオ]
東京都生まれ。成蹊大学卒業。「サンデー毎日」記者を経て、フリーライターに。そのかたわらイラストレーターとしても活躍を始める。1996年、第三回歴史群像大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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