出版社内容情報
探偵文壇の鬼才が、生涯を賭けて書きあげた大作『ドグラ・マグラ』のすべてが解る空前絶後の幻魔怪奇ガイドブック! 本書は、文庫初収録の関連作品集成や、同書解読に欠かせない諸家の作品、関連資料の数々を満載。呉秀三の奇書『磯辺偶渉』もついに復刻!
内容説明
探偵文壇の鬼才・夢野久作が、生涯を賭けて書きあげた大作『ドグラ・マグラ』―作者みずから「幻魔怪奇探偵小説」の名を冠した同書は、伝奇・ホラー・ミステリーといったジャンルの枠を超え、世代を超えて読み継がれてきた不朽の名作である。本書は、その謎めいた作品宇宙探求に必携のガイドブック。文庫初収録の「ドグラ・マグラ草稿」ほかの関連作品集成に加えて、同書解読に欠かせない諸家の作品、関連資料の数々を収載した。
著者等紹介
夢野久作[ユメノキュウサク]
1889年、福岡市に生まれる。本名は杉山泰道(幼名・直樹)。慶応大学中退後、僧侶、謡曲師範、「九州日報」記者などのかたわら童話等を発表。1992年、長編童話『白髪小僧』を処女出版。26年、「あやかしの鼓」が、「新青年」の創作探偵小説募集に入選し、探偵文壇にデビュー、鬼才を謳われる。1936年3月、来客と面談中に昏倒し急逝
東雅夫[ヒガシマサオ]
1958年、神奈川県横須賀市に生まれる。早稲田大学文学部卒。ホラー評論家、アンソロジスト、『幻想文学』編集長
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Chako@(旧名:かど =^ェ^=)
8
本書はマニアにとって実に欲張りな一冊だと言える。冒頭からドグラ·マグラの世界観を質感たっぷりに想起させる口絵写真、夢久といったらこの人·西原氏の巻頭エッセイ、ドグラ·マグラと改題される前の草稿の序章部分、狩々博士氏による最重要な研究本からの抜粋、夢久が参考のため目を通したであろう、近代日本精神医学の大家·呉秀三氏が編述した文献等々……質·量共に半端ない。良い意味で悪い意味でも桁外れなトンデモ本である。規格外、それには理由がある。狂気の塊のような「ドグラ·マグラ」を一読しただけで理解(納得)できた──☟続く2018/10/09
なみ
0
訳がわからず、何度もやめようと思いながらも頑張ってみたけど断念... この先読み進めても理解できない未来しか見えない...2025/01/10
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