出版社内容情報
武士を捨て、色里・内藤新宿の遊郭でたいこもちを生業とする極楽家六道が、廓で起こる殺人事件を次々に解決する、長編痛快時代小説。色里に繰り広げられる人間模様の妙と、奇怪な殺人事件を陰で操る黒幕を六道が鮮やかに叩き潰す大活躍！
内容説明
その名は、極楽家六道。夜ごと内藤新宿の廓で酔客相手の口先三寸、おどけてみせる幇間だ。一番の売れっ妓、玉春の“情夫”といわれても、元をたどれば非情な過去を背負った武家の血筋。そんな六道の近辺で、奇怪な殺人事件が頻発する。どうやら陰で“あやかし”が操る組織が蠢いているらしい。色里を恐怖に陥れる途方もない謀略が姿を現わし、六道の憤怒と必殺技が冴えわたる。
著者等紹介
本庄慧一郎［ホンジョウケイイチロウ］
東京に生まれる。民間放送で台本や脚本を執筆。その後、コピーライターとして、日本民間放送連盟賞をはじめ、海外の賞など百五十以上の賞を受賞する。９１年、初の時代小説を発表したのを機に、各小説誌を舞台に精力的な活動をはじめる
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