• ポイントキャンペーン

学研M文庫
天神 菅原道真

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 282p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784059000808
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

儒教の学者・菅原道真は平安初期に宇多天皇に重用され、右大臣にまで昇進しながらも、藤原時平らの讒言により大宰府に左遷され、不遇の生涯を終える。死後、天変地異が続き、時平ら公卿の相次ぐ急死など凶変が重なり、人々は道真の怨霊の祟りと恐れおののく!   

内容説明

天満宮、天神社として祀られ、没後、人々の信仰の対象となった儒教の学者・菅原道真。平安初期に宇多天皇、(太上皇)に重用され、右大臣・右大将にまで昇進しながらも、時の権力者・藤原時平らの讒言により大宰府に左遷され、不遇の生涯を終えることになる。その死後、飢饉と疫病、天変地異が続き、さらには清涼殿への落雷、時平ら公卿の相次ぐ急死など凶変が重なり、世の人は天神・道真の怨霊の祟りだと恐れおののく。

著者等紹介

三田誠広[ミタマサヒロ]
1948年、大阪市生まれ。早稲田大学文学部卒業。’77年、『僕って何』で芥川賞を受賞し、作家生活に入る
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぷてらん

3
職場の人から貸してもらったもの。後に天神として信仰を集めることになる菅原道真の一生を追っているのですが、小説というよりは歴史書チックな印象でした。道真と藤原北家の闘いもあまり心理描写を長々と書くことは無く、起こったことを淡々となぞっていく感じ。怪異が当然のこととして受け止められ、恐れられていた平安時代の雰囲気をもう少し出して欲しかったなぁとは思います。道真が何のために改革を進め藤原氏と対立したのかは知りたくなりました。2018/11/26

りんご

2
道真が天神として祀られるようになる、そのごく周辺の経緯しか知らなかった。題名から天神伝説を主眼に置いた小説だと思っていたが、実際には道真の出生から没するまでを丹念に描いたもので、没後に伝説化する流れはほとんど箇条書き、付記に近い扱いだった。父に背けばそれすなわち不義である、とは極端な解釈にも思えるけれど、当時の儒学としてはスタンダードな見解だったのかな。2020/08/05

FujisawaMekio

1
なんか、年表をおってるみたいだったな。結局、何をやったひとなのか全然わかんなかった。 北野や大宰府なんかに天満宮をつくったとおもうんだけど、それも全然でてこなかった。 消化不良ってかんじかな。 2012/08/08

紫暗

1
タイトル通り、菅原道真が主人公の時代小説です。まだ人であるうちから道真が青光を発したりするので、少々伝奇っぽい雰囲気もあります。著者の特徴だと思うのですが、とにかく時代背景やその時代の政治の手法、実際の人間関係などの説明が細かいのでこの辺の歴史の勉強を手軽にしたい人には良い本だと思います。物語としては、もう少し道真がどんなふうに何を成し遂げたのかを書いてほしかったです。年表みたいに流された感じがなくもなかったので。2012/02/10

雨巫女

1
天神様の話、太宰府天満宮に行くことになり、興味がわいたので、読む。2009/08/22

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/232910
  • ご注意事項

最近チェックした商品