出版社内容情報
琳派、狩野派、南画、禅画、浮世絵…。数多くの絵画の手法が花開いた江戸のルネッサンスを一冊でおさらいできる江戸絵画入門本!
琳派、狩野派、南画、禅画、浮世絵…。押さえておくべき江戸の名作たちの鑑賞方法や、歴史を初学者向けに解説。東京・国立博物館で行われる「京都―洛中洛外図と障壁画の美」展も紹介!数江戸のルネッサンスを一冊でおさらいできる江戸絵画入門本!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
シャトル
47
美術展やお寺、お城へ行くと襖絵、屏風、掛け軸などでよく目にする桃山期〜江戸時代の絵画。「狩野派」「琳派」「浮世絵」そして応挙、若冲、蕪村、仙厓・・江戸期の代表的な絵師を網羅したムック本。荘厳麗華な「洛中洛外図屏風」の特集が決め手となり中古本を購入。2015/05/13
booklight
23
狩野派、琳派、奇想派、禅画、南画、浮世絵で江戸絵画を説明。洛中洛外図屏風から始まる。狩野永徳から始まり探幽が幕府御用達の地位を確立。工房として力を発揮するが、その分面白くなくなる。琳派は尾形光琳から始まる、先輩へのオマージュと更新。奇想派は、江戸から離れた京都で育った自由な画風。禅画は、禅僧の境地・自由さを表し、南画は文人の境地・心の有様を描く。浮世絵は憂き世絵ではなく浮世絵で、現世を楽しみ庶民のもの。だからガイドブック(風景画)やブロマイド(美人画)が流行った。なんとなく整理ができて、理解も増した感じ。2021/09/19
宇宙猫
2
★★★ 江戸=浮世絵と思いこんで読んだら、狩野派、琳派などが分かりやすく説明されている本だった。その中で禅僧が民衆の教化のために描いた禅画が可愛かったり楽しかったりして好き。2015/08/25
mrst
1
とても分かりやすい平易な解説ではあったけどジャンルごとによくまとまってて読みやすかった。2014/02/11