内容説明
日本軍は振り子式の主砲発射システムを開発、次々と戦艦に搭載し、驚異的な命中率を上げていた。国際情勢に通じた白洲次郎首相補佐官は軍人ではないものの、諸葛孔明を彷彿させる智略で連合艦隊を導いてゆく。連合艦隊は、イギリスの地中海への戦艦派遣要請を受け、見事にフランス船団を降伏させた。その見返りとして、イギリスから貴重な兵器情報を得る。これらは、外交は対等でなければならないという白洲のプリンシプルから得られたものだった。当初、白洲に懐疑的だった連合艦隊司令長官の山本五十六も次第に絶大な信頼を寄せるようになる。
著者等紹介
大村芳弘[オオムラヨシヒロ]
1959年広島市生まれ。慶應義塾大学卒。本業の切手商を営むかたわら、既存のシミュレーション戦記に飽き足らなくなり、自ら執筆活動を始める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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