内容説明
激動の時代にあって、多年にわたる文学者・教育者としての著者の生き方を赤裸に綴る自伝的回想!好評既刊『わが文学放浪の記』の続編。
目次
1 アメリカ留学から帰国―戦後の混沌の中へ
2 母校東京外国語大学勤務の哀歓
3 学会と私
4 東大赴任の経緯
5 学園紛争のただ中で
6 わが研究の軌跡
7 暦還り官退き鶴見大学へ
8 フォークナー研究の表と裏
9 信濃追分追想
10 今はかくて
11 大研―わが勉強会
著者等紹介
大橋健三郎[オオハシケンザブロウ]
大正8年(1919)京都中京の町家(呉服卸商の家)に生まれる。昭和12年東京外国語学校英語部文科に入学。昭和16年東北大学法文学部文学科に英文学専攻の学生として入学、土居光知教授に師事し、多大の影響を受ける。敗戦後、仙台工専で教壇に立ち、昭和23年横浜市立経専、次いで横浜市大、昭和30年には母校である東京外国語大学に奉職し、アメリカ文学研究に没頭する。昭和37年より東京大学文学部へ、昭和55年に定年となる。その間に、いま、第一線で活躍している文芸評論家やアメリカ文学研究者を多く送り出した。その後鶴見大学文学部へ移り、平成3年に退職。東京大学名誉教授、鶴見大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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