• ポイントキャンペーン

曖昧力―日本人が育んできた“生きる知恵”

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 207p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784054036833
  • NDC分類 159
  • Cコード C0095

内容説明

成り行き任せに見えたのはじつはより高度の戦略性…。人生を拓く「曖昧力」。

目次

プロローグ 曖昧力は世界に誇れる“日本人力”
1 混迷の時代を生き延びる力は、権力でも財力でもなく「曖昧力」
2 「曖昧力」を誇りにしてこそ、日本人は光り輝いて生きられる
3 お堅い「理論」より、変幻自在の「曖昧力」が人生を拓く
4 天下無敵の「曖昧力」を手に入れるためには
5 「いい加減」で「よい加減」が「曖昧力」の極意
エピローグ 混沌とした中から新たな秩序を生み、発展・繁栄させることは、私たちのお家芸

著者等紹介

多湖輝[タゴアキラ]
1926年生まれ。東京大学文学部哲学科(心理学専攻)卒業。現在、千葉大学名誉教授。多湖輝研究所代表取締役。東京未来大学学長、東京都「心の東京革命」推進協議会(青少年育成委員会)会長等。心理学研究のかたわら、数々のベストセラーを生み出してきた。テレビ・ラジオなどマスコミでの活躍も多く、その鋭い心理分析は、経営者や管理職にも定評がある。著書も教育、創造性開発など幅広い分野にわたり、とくに最近は中高年の生き方をテーマにしたものが、多くの人の共感を呼んでいる。2006年瑞宝中綬章を受章、2007年「名誉都民」を受ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

農明(ノウミョウ)

6
日本的な感覚をもっと見直していいんじゃないか、と思うような温かい本でした。本当の幸せを望む、というたとえ話で、車窓を眺めているとき、近くの景色は変わりやすいが、遠くの景色は変わらない、と。日々の変化に翻弄されず、遠くを見ることを心がけることであいまいな気持ちに繋がる、という見方が新鮮でした。2020/08/09

かず

0
白黒はっきりさせることよりも、敢えて曖昧にしていることで融通 無碍に対応できることを知った。とかく人は宙ぶらりんの状態を嫌うものだけど、この状態を楽しむことが自分にとって大切なようだ。 宙ぶらりんに見えて、より良い結論を導く段取り 玉虫色に見えて、絶妙の適応力 八方美人に見えて、絶妙なバランス感覚 いい加減に見えて、融通無碍 あやふやにさせておいて、柔軟にしたたかに。 2016/04/13

dpx400jp

0
「頭の体操」で有名な多胡 輝氏が、日本人独特の「あいまいさ」が重要であると説いた本。 曖昧にしておくことを知恵としてきた日本の文化と、白黒つける欧米の文化を、風呂敷VS鞄、木VS石、八百万の神VS一神教などの例を出して、対比しています。 個々の例は興味深いものがありますが、全体的な主張については当たり前の内容といった感じです。 2009/09/27

はる

0
普段は、マイナス面が強調される「日本人の曖昧さ」。著者は、「この曖昧力にこそ、良さがり、日本人の知恵が潜んでいる」と、説明してくれます。「暗黙知」「以心伝心」このすばらしき日本人の特殊能力を失ってはならい!のです。     2009/02/15

Kentaro

0
ダイジェスト版からの要約 邦文には、必ず「等」が入る。英語では「等」のケースを挙げて、キッチリしなければならない。日本語では、「等」という類の曖昧な言葉を使ってそれでまかり通るものが、相手国によっては理解してもらえない。だが、世の中は常に変化している。そうした予想外の展開を見通し、柔軟な対応を可能にする言葉、「等」は、日本人が生み出した偉大なる知恵とも言えるだろう。一見、「いい加減」なことが「良い加減」になるのは、曖昧力のなせる技ではある。矛盾するようだが、曖昧力に必要なのは、「けじめ」や「節度」である。2018/07/25

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/453298
  • ご注意事項