内容説明
有島武郎(一八七八~一九二三)大正時代の小説家。クリスチャン、人道主義者、白樺派を代表する作家。何より『或る女』によって、日本近代文学に比類ない「本格小説」を実現した小説家。米国留学体験、ホイットマンとの出会い、日本社会の権威との対決、果敢な文学的実験を追跡し、主要作品を丹念に読み、その創造力の根底に迫る。
目次
第1章 アメリカへ
第2章 人生の探険
第3章 「ローファー」の生
第4章 「本格小説」作家への道
第5章 『或る女』
第6章 晩年と死
著者等紹介
亀井俊介[カメイシュンスケ]
1932年岐阜県生まれ。1955年東京大学文学部英文科卒業。1963年東京大学大学院比較文学比較文化専攻博士課程修了。文学博士。東京大学専任講師、助教授、教授、東京女子大学教授を経て、東京大学名誉教授、岐阜女子大学教授。専攻はアメリカ文学、比較文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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