出版社内容情報
ねこきちの手ぬぐいになった「まめしぼり」。汗をふいたり、物をつつんだり、いつもねこきちといっしょにすごしていたのですが……。
手ぬぐいたちは、おしめにされ、ぞうきんになり、やがてぼろになって燃やされて……。でも、灰になってからも、さまざまに役に立つ、リサイクルの輪ができていた江戸時代のお話。手ぬぐいをきっかけに、物を無駄にしない心や、江戸の循環サイクルなどが自然に学べる絵本です。
【目次】
内容説明
まめつぶのようなまるいもようがずらりとならんでいるのが「まめしぼり」というしぼりぞめのてぬぐいです。頭にかぶる、体をふく、物をつつむ…使いきって、もやされて、灰になっても役に立つ!江戸のくらしはSDGsだった!?
著者等紹介
かとうまふみ[カトウマフミ]
1971年、福井県生まれ、北海道育ち。北海道教育大学卒業。ディスプレイデザインの仕事を経て、絵本作家に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あねさ~act3 今年1年間は積読本を無くす努力をしたいなぁ。←多分無理🤣
8
江戸時代はエコ時代だったのです。今の世の中難しい面もあるかもですけど、見習わなければ………。絵も可愛らしいし、子供にエコを教えるのに役立つはず。2025/07/25
イカまりこ
6
お気に入りの手拭いといつも一緒のねこきち。手拭い部分が本物の手拭いでびっくり。とはいえいろんな素材を使いコラージュで絵本を作ってる作品は読んだことあるので、アイディアの本なのね~と思っていた。そしたらもっとびっくりなことが!手拭いとしてのお役目を卒業し、使い古され燃やされた道具の再利用にお話は繋がっていく。江戸時代のSDGsを学べる絵本だった。灰っていろんなことに再利用されるんだな。今でも灰を回収して使ってるお仕事ってあるのかな?100均でかわいい柄の手拭いを集めてる。ねこきちみたいに大事にしたいな。2025/07/30
Orin
0
講談社コクリコさんの全ページ試し読みで拝読。 江戸時代の手ぬぐいのお話で、なんと視点が手ぬぐい! 大切にされ、使い古された手ぬぐいはどこに行くのか、とてもわかりやすく語られていた。手ぬぐいの質感も見ていて楽しい。 紙で見つけたらぜひ手に取りたい。江戸時代のエコ文化、好みということもあるが、個人的にかなり刺さった。2025/07/01
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