内容説明
織田信長が本能寺で斃れ、明智光秀を討った羽柴秀吉は、天下人への道を邁進していた。そして天正12年、三河の雄・徳川家康と、ついに矛を交えることとなった。小牧山城を攻撃しようとする秀吉の前に、わずかな兵を連れた本多忠勝が出陣してくる。秀吉は家康の目論見を見抜き、兵を長久手へ進め、徳川家康勢を撃退する。ここにおいて、家康は秀吉の風下に立ってしまった。勢いに乗った秀吉は、織田信雄を降伏させた。続けて入る家康死亡の報。だが、意気揚々と三河へ進軍する秀吉の前に、前代未聞の壮大な罠が待ち受けていた。信長の遺産を引き継ぐ者は、果たして誰か。
著者等紹介
仲路さとる[ナカジサトル]
1959年、北海道檜山郡に生まれる。1994年、『異 戦国志』で第一回歴史群像大賞を受賞。その後、単行本化された『覇戦』が絶大な人気を博し、全13巻の大作となる(学研・M文庫)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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