出版社内容情報
中華大陸全地域で多くの勢力が林立し、まさに歴史の行方は混迷を極めていた。漢丞相である大軍師・諸葛孔明は乱世を終息するために、帝位簒奪をもくろむ司馬仲達と、五丈原において最後の決戦に挑む。異色の三国志ここに完結!
内容説明
曹操と劉備の二大勢力が並立し、中華大陸は統一に向かうかと思えた。だが、曹丕が実父・曹操を毒殺したことから、歴史の行方は混迷を極める。献帝を掌中にし、華北を抑える曹丕。曹操から後継者と指名された曹沖は劉備と同盟し、襄樊を本拠と定めた。東では独立した魏延が斉王を、北方では公孫淵を傀儡とした孫権が燕王を名乗る。そして、劉備との確執が深まる漢丞相・孔明は、帝位簒奪を目論む司馬懿と五丈原に対峙した。人倫は潰え、世は民の怨嗟の声に染まった。すべての桎梏を解き放ち、乱世を終息させるべく、大軍師・孔明の取るべき道はただ一つ―前代未聞、異色の三国志ここに完結。
著者等紹介
大河原龍二[オオガワラリュウジ]
1967年、和歌山県に生まれる。東京大学文学部博士課程修了。別名義で、漫画・アニメの評論や、歴史についての著作を書き下ろし、精力的な執筆活動を続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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