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出版社内容情報
戦争体験者の証言をもとにした読み物。1945年8月6日、広島市に原爆が投下。家屋疎開に動員された杜夫を家族は探す。
戦争体験者の証言をもとにしたノンフィクション読み物。広島に原爆が投下された朝、町の家屋を取り壊す作業に動員されていた十二歳の杜夫。たくさんの人に支えられながら生きるモリオと、彼を探して瓦礫の街を訪ねてまわる家族の想いを描く。
内容説明
三重野杜夫は、1945(昭和20)年8月6日の朝に投下された原子爆弾により、12歳5か月の命を落としました。両親とふたりの姉は、1週間、広島の街のなかを必死で彼をさがし求めました。でも、杜夫を見つけ出すことはできませんでした。戦争は、たくさんの命をうばいました。未来のある子どもを失った家族の心の傷も消えることはありません。戦争さえなければ、原子爆弾の投下もなかったのです。これは、杜夫とその家族のかけがえのない日々と、愛しい者をうばわれた悲しみの記録です。命を失い、「平和を守って」という声を出すことのできなくなった人たちからのメッセージでもあります。
著者等紹介
井上こみち[イノウエコミチ]
埼玉県に生まれる。日本児童文芸家協会会員。児童向けのノンフィクション作品を手がけている。『カンボジアに心の井戸を』(学研)で第28回日本児童文芸家協会賞、『往診は馬にのって』(佼成出版社)で第6回福田清人賞を受賞
すがわらけいこ[スガワラケイコ]
1959年福島県に生まれる。イラストレーター。絵本・保育雑誌・広告などで活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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ころりんぱ
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
かおりんご
馨
退院した雨巫女。
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