出版社内容情報
大昔から人々は、太陽の偉大さを、恐れ尊敬していました。「ふたつの たいよう」は、もし太陽が2つあったら…、と考えて作られたお話です。人間が協力して太陽を射るという遠大な、そして雄大なお話が、子どもたちの心をひきつけずにはおかないでしょう。 幼児~小学校低学年
内容説明
珠玉の名作がここに復刊!「太陽を弓矢で射落す」という壮大な物語。
著者等紹介
井野史子[イノフミコ]
1937年福島県に生まれる。東京教育大芸術学科卒業。ポスター、本のカバーデザイン、挿絵、などで活躍。個展2回。画廊主催の世界のスケッチ展に毎年出品
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
3
5年生ブックトーク授業 テーマ【国語科単元 雪わたりから、宮澤賢治作品の多読と図書すいせん会に向けて】昔、天には太陽が二つあり、並んで東から登って西へ沈んでいた。太陽が二つあるので、作物は枯れ、人々は暑い昼間を避け夜働いていた。そして人々は太陽を一つにしようと弓矢で打ち落とすことを思い付く…。2018/11/21
Rieko Ito
2
初出は1973年、2003年の復刊。英雄が太陽を射るのではなく、みんなで力を合わせて太陽を射るという物語。カラフルな絵とあいまって古さを感じさせない。世界中には太陽がふたつ以上あったという昔話が結構あるらしい。こう暑いと本当に射落としたくなる。2022/07/07