文春文庫
散歩とカツ丼―’10年版ベスト・エッセイ集

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  • サイズ 文庫判/ページ数 261p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167434281
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

平凡淡々の暮らしにこそ、妙味と滋味が。プロ・アマ競演。人生劇場の特等席にご案内。二十八年目の恒例好評エッセイ集。厳選五十篇。

日常の中の輝きたち

平凡淡々の暮らしにこそ、妙味と滋味が。プロ・アマ競演。人生劇場の特等席にご案内。二十八年目の恒例好評エッセイ集。厳選五十篇。

内容説明

平凡淡々の暮らしにこそ妙味と磁味が。散歩ついでに永井荷風が通った店でカツ丼と日本酒を味わったり、漬物は幸せのバロメーターだと気付いたり、美人の食い逃げを目撃してあれこれ想像したり。小さいけれど確かな歓びを感じさせる51篇。プロ・アマ競演。

目次

漬物は幸せのバロメーター(「もし」の世界で(藤原美子)
貧困と無知=『どぶ』(出久根達郎)
女優とは、優れた女と書く(岡田茉莉子) ほか)
龍馬とはちきん(私の収穫(梯久美子)
インディアの夜と薔薇(谷崎由依)
オホーツク流氷祈願祭(青田昌秋) ほか)
散歩とカツ丼(往き、往く道(志村ふくみ)
『忘れられた日本人』(佐野眞一)
救急車への上手な乗り方(矢吹清人) ほか)

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Shoko

23
指揮者、測量技師、主婦、エッセイスト、作家、ノンフィクション作家、染織家、写真家等、色々な職業の人のエッセイが纏められていて面白かった。「オホーツク流氷祈願祭」流氷が昭和60年代頃を境に、厄介者から「早期到来祈願」される恩恵へと変化したこと。ジョージア・オキーフ「月への梯子」、山中漆で作られたチェス♟はネット検索してみて、素敵だなぁと思った。「忘れられた日本人」はいつか読みたい。柳田あけみさんという主婦の方が、息子の捕まえてきたカナヘビの飼育について書かれた「カ・キ・ク・ケ・子」が好きです。2020/10/11

みくに

8
ちょっと場違いなエッセイを読んでしまったなあ。とはいえ、永井荷風の本は読んでみたいです。2019/04/03

さとむ

6
ベスト・エッセイ集との名の通り、いろんなテーマの作品が続き、気軽に楽しく読めた。秀逸だったのが、上野の西郷像がどっちを向いているのかを調べた測量技師の話。鹿児島の人たちの西郷どんに寄せる想いの強さは相当なもの。あと、医師による「救急車への上手な乗り方」という作品もユーモアと真実味の双方にあふれ参考に。2015/05/06

カノープス

1
大手紙に発表のものに留まらず、非常に幅広い雑誌等から選ばれたエッセイ。書き手も様々。エッセイストのようなプロから、主婦という肩書きのアマまで入り交じっている。今の気分として職業作家が書いたものより市井の人が書いたものの方を面白いと思った。これで飯を食っている者のテクニックより、在野の人だから出せる力強さというのか、そんなものに惹かれる自分がいた。2024/03/20

yukioninaite

0
冒頭の「もし」の世界で・・・がいい。もし違う誰かと結婚しても、というヒラリークリントンが言った言葉は、痛快な言である。2015/02/15

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