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出版社内容情報
現存する最古の日本語訳聖書を追い、その謎を紐解く古書店の女店主・栞子(三上延「ビブリア古書堂の事件手帖」)、「ゴッド オブ 、神様 団子」と言い残して倒れた青年と、あるミステリー作家(似鳥航一「下町和菓子 栗丸堂」)、パパ活中の女子大生と『人間失格』(紅玉いづき「カミサマは待ちぼうけ」)、落ちぶれた元人気作家が「本の神様」に導かれ、宮沢賢治の物語世界に迷い込み……(「深夜0時の司書見習い」)、天国にある出版社が聖書の矛盾を修正すべく神の監修のもと奔走(杉井光「ハレルヤ出版編集部」)、光源氏の最期を記したといわれる『源氏物語』幻の帖「雲隠」を求め、神と御用人の良彦が大奔走!(浅葉なつ「神様の御用人」)
温かくほろりと泣けて、時にユーモラスで大胆。豪華執筆陣が「神×本」というテーマで紡ぐ、珠玉の6編。心満たされる至福のアンソロジー。
【参加作家一覧】
三上 延/似鳥航一/紅玉いづき/近江泉美/杉井光/浅葉なつ
内容説明
現存する最古の日本語訳聖書の行方を追い、その謎を紐解く古書店の女店主栞子(「ビブリア古書堂の事件手帖」)。落ちぶれた元人気作家が「本の神様」に導かれ、宮沢賢治の物語世界に迷い込み…(「深夜0時の司書見習い」)。光源氏の最期を記したといわれる『源氏物語』幻の帖「雲隠」を求め、神と御用人の良彦が大奔走!(「神様の御用人」)。温かくほろりと泣けて、時にユーモラスで大胆。豪華執筆陣が「神×本」というテーマで紡ぐ、珠玉の6編。心満たされる至福のアンソロジー。
1 ~ 2件/全2件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひさか
48
2025年1月メディアワークス文庫刊。三上延:ビブリア古書堂の事件手帖~約翰福音乃傳~、似鳥航一:下町和菓子栗丸堂~神様団子~、紅玉いづき:カミサマは待ちぼうけ、近江泉美:深夜0時の司書見習い~注文の多い図書館~、杉井光:ハレルヤ出版編集部、浅葉なつ:神様の御用人~雲隠~、の神と本をテーマにした6編の書き下ろしアンソロジー。シリーズものが4つもあって豪華の極み。三上さんは今までのビブリア〜の中には無かった傾向の話で面白い。他も全て良い出来で、お得感ありました。2025/03/03
坂城 弥生
45
個人的にビブリア古書堂の事件手帖の新作が読めたのも嬉しかった。2025/02/26
よっち
31
6人の作家たちが「神×本」というテーマで紡ぐ至福のメディアワークス15周年記念アンソロジー。現存する最古の日本語訳聖書を追い、謎を紐解く栞子、「ゴッドオブ、神様団子」と言い残して倒れた青年とミステリー作家、本の神様に導かれ宮沢賢治の物語世界に迷い込む落ちぶれた元人気作家、ネイルサロンで働く神とパパ活JK、神の監修のもと聖書の矛盾を修正すべく奔走する天国の出版社、光源氏の最期を記したといわれる『源氏物語』幻の帖「雲隠」を求め、神と御用人の良彦が奔走したりと、読んでいた作品の短編ということでも良かったですね。2025/03/05
けいご
29
ビブリア古書堂の事件手帳を読みたくて手に取ったのだけれど、杉井光さんの「ハレルヤ出版編集部」が思いの外面白かったw共産主義にキリスト教が追い抜かれないようガブリエルが神に聖書の編纂を迫るのだけれど、ガブリエルのごもっともなツッコミに対して神の屁理屈としか思えない返しがウケましたw杉井光さんの本を今度手に取ってみようw2025/02/09
てん
26
神に関するアンソロジーで、特に「ビブリア古書堂」「神様の御用人」の新作が含まれるということで楽しみにしていた。「ビブリア古書堂」はいつものテイストで満足、「神様の御用人」はちょっと尻切れトンボな感じだった。いずれも、単独での新刊を待ちたい。他の作品の中では「ハレルヤ出版編集部」が抱腹絶倒もので楽しかった。2025/02/01