内容説明
藤圭子の怨歌、伊豆大島のミコケある女性の御詠歌、盲目の女旅芸人瞽女の歌と信仰、奄美のユタの霊能と巫歌、南西諸島に伝わる葬送歌や哀惜歌、宮古島の古謡―。文字のなかった時代、人々は歌に想いを託した。今も歌声は、人の心の奥底を強く揺さぶる。
目次
藤圭子
歌の力
瞽女
瞽女の歌の力
瞽女のシャーマン性
継承されるもの
歌と神霊の世界
生と死
歌声
著者等紹介
福寛美[フクヒロミ]
1962年東京生まれ。現職、法政大学兼任講師。法政大学沖縄文化研究所兼任所員。琉球文学・神話学・民俗学。1984年学習院大学文学部国文学科卒業。1987年学習院大学院人文科学研究科博士前期課程卒業。1990年学習院大学院人文科学研究科博士後期課程単位取得退学。文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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