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出版社内容情報
私は、なんて大きな罪を犯したのだろう――。
私は、この人が好き。もう、認めるしかない。でもそれは許されない――シキの優しさを知ってしまった侍女ホタル。しかし思い出す、母が憎み続けたあの男のことを。そして彼女は、姿を消した。
乗り越えさせてみせる。手に入れてみせる――騎士シキのその強い決意が導いたのは、想い人の残酷なまでの過去と出自にまつわる秘密だった。
軍神と妃、狩人と天使。『軍神の花嫁』本編に登場する二組の恋人たちの邂逅の裏で確かにあった、運命を変えてしまうほどの恋。
内容説明
私は、なんて大きな罪を犯したのだろう―。私は、この人が好き。もう、認めるしかない。でもそれは許されない―シキの優しさを知ってしまった侍女ホタル。しかし思い出す、母が憎み続けたあの男のことを。そして彼女は、姿を消した。乗り越えさせてみせる。手に入れてみせる―騎士シキのその強い決意が導いたのは、想い人の残酷なまでの過去と出自にまつわる秘密だった。軍神と妃、狩人と天使。『軍神の花嫁』本編に登場する二組の恋人たちの邂逅の裏で確かにあった、運命を変えてしまうほどの恋。
著者等紹介
水芙蓉[スイフヨウ]
2009年よりWeb小説投稿サイトで投稿を開始。第一作『軍神の花嫁』で注目を浴び、13年の時を経て満を持してデビューを果たす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
25
シキの優しさを知ってしまった侍女ホタル。しかしそんな彼女の残酷なまでの過去と出自にまつわる秘密が明らかにされてゆく外伝下巻。シキに対する想いを自覚して、認めながらも、でもそれは許されないと思ってしまうホタル。母が彼女を憎まずにはいられない出生を巡る過去、そして思い詰めて姿を消してしまうホタル。想い人の残酷なまでの過去を知り、乗り越える決意を見せるシキが、真摯な想いでホタルを翻意させる甘いシーンには来るものがありましたね。サクラとの主従愛に嫉妬する可愛い場面も良かったですし、いいものを読ませてもらいました。2025/01/15
栗山いなり
10
サクラの侍女ホタルとカイの側近シキの恋模様を描いたファンタジー小説スピンオフ下巻。うむ、やっぱりどこか百合っ気を感じる作品だなと思った。それでもホタルとシキの恋愛模様も味わえたんでそこは良かった、かな?2024/12/09
よっしー
2
「軍神の花嫁」番外編、上下巻纏め読み。側近同志の恋愛面が気になっていたので(結構いきなり結婚してたからね…)読めて良かった。ホタルの出自が思ったより重かったけど、出会った人に恵まれていて良かったなと思う。これならホタルが「サクラ第一!」になるのも当然かと。2025/02/26