内容説明
現在、多くの図書館では、居場所の提供、館内での飲食、ICTの進展、施設の複合化といったこれまでにない変化に直面しています。本書ではこれら時代の変化に対する空間的な解決策を、写真、図面、ダイアグラムを豊富に用いて解説しています。閲覧スペースや書架を中心に、その設計手法や留意点についてきめ細かく述べた前著『図書館空間のデザイン』を理論編とすれば、本書はその実践編となります。愛知県安城市、石川県野々市市、岡山県玉野市の3つの地方都市での実例をもとにした、未来の図書館空間の在り方のヒントとなる一冊です。
目次
第1章 図書館建築の実践と課題(変化の中での実践;公共図書館の潮流 ほか)
第2章 安城市中心市街地拠点施設アンフォーレ(敷地;事業の概要 ほか)
第3章 野々市市文化交流拠点施設学びの杜ののいちカレード(敷地;事業の概要 ほか)
第4章 玉野市立図書館・中央公民館(岡山県玉野市;事業の概要 ほか)
第5章 ICTを活用した図書館空間の計画(公共図書館におけるICT;ICTとそのスペースの計画 ほか)
著者等紹介
益子一彦[マシコカズヒコ]
1983年3月武蔵工業大学工学部建築学科卒業。1983年4月三上建築事務所入所。2005年10月三上建築事務所代表取締役所長に就任。2016年より茨城大学大学院理工学研究科非常勤講師。2017年より筑波大学情報学群知識情報・図書館学類非常勤講師。一級建築士。主な受賞作品:1998年下館市立図書館(2000年日本図書館協会建築賞)、2013年豊後高田図書館(2013年北米照明学会グッドデザイン賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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きゅー