メディアワークス文庫 冴えない王女の格差婚事情〈２〉

戸野 由希【著】

ＫＡＤＯＫＡＷＡ（2024/03発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 336p／高さ 15cm
• 商品コード 9784049154122
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

出版社内容情報

　お互いに片想いだと勘違いしたまま政略結婚生活を送る、ソフィーナとフェルドリック。
　敵国の侵攻による兄の窮境を知ったソフィーナは、戻らない覚悟で城から抜け出し、二人の従者と共に祖国ハイドランドへと向かう。一方、残されたフェルドリックは彼女の身を案じ、救出のため手を尽くしていた。すれ違ったまま離れてしまった二人だったが、それぞれの地で互いへの想いは募っていき――。
　素直になれない二人の恋の行方は!?　究極のすれ違いロマンス、大波乱の第２巻！

【登場人物】
◆ソフィーナ
ハイドランド王国第二王女。政務に通じている聡明な姫ながら地味な容姿がコンプレックス。
◆フェルドリック
カザック王国王太子。誰をも魅了する美青年だが、内面は辛辣。実はとある葛藤を抱えている。

内容説明

地味姫×腹黒王太子のすれ違う想いの行方は！？お互いに片想いだと勘違いしたまま政略結婚生活を送る、ソフィーナとフェルドリック。敵国の侵攻による兄の窮境を知ったソフィーナは、戻らない覚悟で城から抜け出し、二人の従者と共に祖国ハイドランドへと向かう。一方、残されたフェルドリックは彼女の身を案じ、救出のため手を尽くしていた。すれ違ったまま離れてしまった二人だったが、それぞれの地で互いへの想いは募っていき―。素直になれない二人の恋の行方は！？究極のすれ違いロマンス、大波乱の第２巻！

著者等紹介

戸野由希［トノユキ］
『冴えない王女の格差婚事情』で、「第８回カクヨムＷｅｂ小説コンテスト」恋愛（ラブロマンス）部門“特別賞”を受賞しデビュー。魅力的なキャラクター描写を得意とする作家（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ぐっち]

前巻で気になってた賢いはずのヒロインが一人で祖国を助けようとする…もお付きの2人の行動力でいい方に回っていき、1巻の不適切発言の数々も弁明されててよかったです。もし3巻があるのであれば、お兄様にも幸せになってほしい…。

2024/04/20

[うめきち]

王太子のソフィに対する言い方が嫌い。愛情の裏返しだとしてもモラハラ。フィルがキャラクター的にいいのではないでしょうか。

2024/08/31

[栗山いなり]

地味な王女ソフィーナのいろんな意味での戦いを描いたファンタジー小説シリーズ第2巻。なんだかんだで笑えたし刺さるセリフもあったりしてそれなりに楽しんで読めた。ソフィーナな意外とポンコツなのも楽しめた一因なのかもしれん

2024/04/14

[ruruco]

１巻での王太子のいい所は全然なくて、２巻になってから、ようやく彼の心情が明らかになった。自国の危機を救うために奔走するソフィーナと彼女を守る護衛のフィルとヘンリックがかっこよくて、話もドキドキする展開で面白かった。王太子の存在は薄いなって思ったけど最後にいい所を持って行ってめでたしめでたし。相変わらず言葉足らずだし、口も悪くて傲慢。そんな王太子だけれど部下や幼馴染、そしてソフィーナに愛されている王太子の魅力が私には今一つ伝わってこなかった。まぁ蓼食う虫も好き好きってことでソフィーナが幸せならいいか。

2024/11/08

[anko]

1.2巻続けて読了。姉や父からの刷り込みでソフィーナの外見コンプレックスはかなりのもの。それを知らずに口撃する捻くれ者のフェルドリック。好きな子に優しく出来ないのっていくら外見が良くてもマイナス。そしてお互い頭が良く相手の考えを深読みしすぎてドツボに嵌まる。なので両片思いが着地するまでが長いけれど飽きさせないのは他の登場人物も魅力的なのと時局の変化が急を要する切迫感があったからかな。今は理想の夫婦とは違うけど、きっとソフィーナの憧れた教会で微笑み合う夫婦に徐々に近づいて行くのではないかなと思いつつ読了。