内容説明
音楽療法と感覚統合療法は基本的には異なる方法で実践をします。しかし、どちらも感覚刺激を扱うという点では共通しています。ですからこの接点を通して、感覚統合の考え方を音楽療法に活かすことができるのです。もっとも重要な接点は、療法を受ける子どもたちにあります。全ての子どもたちが健やかに育っていくことを願って!
目次
1章 音楽療法と感覚統合(音楽と感覚刺激;楽器と音楽療法 ほか)
2章 感覚統合の考え方を活かした音楽療法の進め方(実践のつくり方;子どものアセスメント ほか)
3章 子どもを伸ばし、挑戦を誘うユニークな楽器たち(感覚統合の発達と楽器;触覚刺激を提供しやすい楽器 ほか)
4章 音楽を使った感覚統合あそび(感覚調整の問題を持つ子どもに対する音楽療法;感覚識別の問題を持つ子どもに対する音楽療法 ほか)
5章 事例を通した音楽療法の実際(集中して活動に参加できるようになった子どもの例;音楽に興味のない子どもを伸ばす感覚統合アプローチ ほか)
著者等紹介
土田玲子[ツチダレイコ]
日本感覚統合学会会長。アメリカ合衆国フロリダ州フロリダ大学修士課程修了。その後長崎大学医学部保健学科助教授、県立広島大学保健福祉学部教授を歴任。現在NPO法人なごみの社理事長
柿崎次子[カキザキツギコ]
アメリカ合衆国バージニア州シャナンドア大学で音楽療法およびTESOL修士号を取得後、7年間くらしき作陽大学および作陽音楽短期大学にて教育と研究に従事。現在は大和大学教授のほか広島都市学園大学非常勤講師を務める傍ら、西日本を中心に療育者向けのセミナーや非定型発達の子どもたちと音楽療法を実践中。日本音楽療法学会認定音楽療法士。2児の母でもある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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