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内容説明
ダンジョン内での犯罪を取り締まる迷宮騎士。新人のラトラはエリート志向でプライドの高い女騎士…かと思いきや、真の姿は引きこもり癖のある、ぽんこつルーキーだった!しかし、現場たたき上げの騎士カルドは、彼女の秘めたる才能と正義の心を見いだす。「こんな私でも、正義の味方になりたいのっ…!」「安心しろ。オメェが自分の夢を貫けるよう、面倒見てやるよ」冒険者を狙った連続殺人。違法薬物の売買。そして謎の魔獣を追う少女。“迷宮入り”級の難事件に凸凹コンビが立ち向かうダンジョンポリスファンタジー!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
羊山羊
17
空回り女騎士ラトラと主人公カルドのバディストーリー。表紙のラトラの太ももタイツに釣られましたハイ。ちょっと設定に練りこみ不足を感じたかな…。作中、フツーの銃はほぼ出てこないけど、魔光銃というオリジナルのオートマチック銃は出てきたり、魔血石という重要なアイテムは出るけど説明量に不満だったりちょっとモヤモヤ。その分を、登場人物の派手な立ち回りや個性で引っ張っていく感じの1冊。話の規模は十分大きかったし、膨らませる未来性は十分ある設定だった。→2023/08/28
しぇん
16
うーん……。物語の出だしは面白かったですが、中盤からは何か退屈。終盤はもう流し読み……。個人的には何か惜しい作品でした。2021/01/10
かっぱ
15
ダンジョン内での犯罪を取り締まる迷宮騎士隊が冒険者を狙う連続殺人の謎を解き明かす物語。凸凹バディの関係性はとても良かった。どこまでも真面目で目標が高いからこそ自分を追い込んでしまう不器用なラトラのことを支えるベテラン騎士であるカルドの在り方は良い信頼関係だなと感じる。そんな二人が手を取り合うまでを描いた序盤は良かったんだけど中盤からは少し乗り切れないところもあって、物語としてはもう一押し欲しいなあといった印象を受けた。とはいえ、互いのことを信頼して高め合える関係性は素敵だなあと思う2021/01/14
ひぬ
14
ダンジョン内での犯罪を取り締まる迷宮騎士隊に新たに配属されたラトラとベテラン騎士カルドが織り成す警察バディもの。真面目故に精神的に弱く、序盤からポンコツっぷりを発揮してしまったラトラがカルドの指導のもと、成長していきます。若干堅めな文章なのと、ちょっとハードな題材が題材だけに読む人を選ぶと思いますが、私の好みにはドンピシャでした。バディものって良くないですか。割と面白さが前半の方に集中してしまったのが難点で、終盤では少し失速してしまったと感じました。2021/02/23
ささきち
11
私はけっこう好きでしたね異世界ファンタジーな世界観に現代日本の警察的な組織と倫理観を混ぜたような作品。お国の中に突如としてダンジョンが発生しちょっとした無法地帯となってしまったがために騎士という警察みたいな組織が生まれ主人公とヒロインは騎士として迷宮「事件」を解決する。主人公は現場からの叩き上げでヒロインはエリート一族で才能もあり潔癖だが微妙に中身がポンコツな新人という刑事物あるあるな感じで進んでいく、ダンジョンとか魔物もいる世界だけど事件を解決するのが仕事なので冒険ってのはないのですよ~2021/02/05