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出版社内容情報
コロンゾンに薄氷で勝利した上条当麻。彼はイギリス・ウィンザー城の祝賀会にて熱烈な歓迎を受ける。そこにはインデックスも美琴も食蜂もいて……。『新約』編の結末を見届けよ!
内容説明
世界破滅を狙った大悪魔コロンゾンの脅威は去った。『学園都市統括理事長アレイスターの犠牲』という多大なる損失と引き換えに、上条当麻はついに、ついに科学と魔術の世界を救ったのだ。ここはイギリス清教の聖地・ウィンザー城。祝勝会にて熱烈な歓迎を受ける上条が目を向けると、そこにはインデックス、御坂美琴、食蜂祈操らの姿も確認できる。本当に、『平和』が訪れたのだ。―しかし。なにかを忘れてはいないだろうか。…そう、コロンゾン戦直後。上条の右手は破裂してしまっているはずで!?そして。ウィンザー城へ怪物が襲来する。翼を持つトカゲが示すものとは。これは、魔術と科学が交差する、その集結の物語。『新約』編の結末を見届けよ!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スズ
36
大悪魔コロンゾンとの激闘を終え、戦勝祝いに湧く英国。だが突如会場に侵入者が現れ、食蜂が敵側についた事で全ての歯車は狂い出し…。新約のラスボスがまさか彼になるとは完全に予想外でしたが、『もし自分の事をずっと忘れずにいてくれる彼がいてくれたら』という食蜂の叶う事のない願いを逆手に取った彼の善意の皮を被った主張を跳ね飛ばし、大切な仲間を取り戻す為に拳を振るう上条当麻の姿はまさに主人公に相応しく、私が初めて読んだ電撃文庫の作品でずっと主人公としてぶれることなく存在してくれている彼のあり方に魅せられ続けています。2020/07/25
キリル
14
新約の完結巻にして、「上条当麻」がテーマになった今巻。戦闘は正直どっちがどっちかこんがらがりでした。ラストは1巻を彷彿とさせる相手、そして最後の最後にかつてすべきだったことを成し遂げ物語の集大成を感じました。あとは一方通行とエリザードの第一位対決。その際に一方通行が語ったトップに立つ者の後悔と決意に彼も相当成長したと思いました。本格登場以来魔術師として格の違いをみせつけてきた『黄金』。今回のダイアンはサポート役でしたが、本調子ではなかったとはいえかの聖人を真っ向から破り『黄金』の株を上げてくれました。2019/07/27
ツバサ
12
上条当麻に焦点を当てていて、懐かしさを感じた。次はどんな風に展開していくのか楽しみ。一方通行さんは悪が抜けてきていい感じです。2019/07/30
HANA
11
新約完結。日常話かと思いきや一気に右腕話へ。それぞれのキャラクターがしっかり登場+活躍してくれたので一区切りついた雰囲気はあった。追加設定が出てきたので終われるはずもないとも思いつつ。次も期待。2019/09/24
不自他
11
原作は全然読んでないけど、表紙の魅力(特に食蜂さん)に抗えず購入&流し読み。内容については割愛。自分はアニメ3期でファンになったにわかだけど、禁書の世界観は本当に面白いと思う。どこまで続くのか分からないけれど、鎌地先生が書きたい所まで書ける様に、2020年スタートの新章を買って応援したいと思う。2019/07/19