電撃文庫 いでおろーぐ！〈５〉

椎田 十三【著】

ＫＡＤＯＫＡＷＡ（2016/10発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 329p／高さ 15cm
• 商品コード 9784048921855
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

出版社内容情報

非リア充全面的解放の日は近い――リア充爆発アンチラブコメ第5弾！「文化祭における生徒会との闘争で、反恋愛運動の革命的勝利を果たすのだ!!」
　夏休みにリア充への怒りを新たにし、恋愛至上主義の極みとも言うべきイベント、文化祭を反恋愛闘争の天王山と定めて準備を進める反恋愛主義青年同盟部。しかし、その動きを察知した生徒会に先んじられ、革命拠点たる地下アジトを壊滅させられてしまう。
「地下アジト陥落の責任をとって、私は、議長を辞任する――」
「領家、お前は除名だ。軟弱者はこの部に必要ない、今すぐ出て行け!!」
　そして反恋部対生徒会、史上最大の闘いが始まる。リア充爆発アンチラブコメ第5弾、非リア充全面的解放の日は近い！

第１章　恋愛至上主義の終焉　?その不可能性と不可避性?
第２章　反革命の力学とその克服のために
第３章　科学的反恋愛主義に基づく運動展開の実際　
第４章　恋愛論とイデオローグ

椎田　十三［シイダ　ジュウゾウ］
第21回電撃小説大賞＜銀賞＞を「いでおろーぐ！」にて受賞。2015年、同作にてデビュー。

憂姫　はぐれ［ユウキ　ハグレ］

内容説明

「文化祭における生徒会との闘争で、反恋愛運動の革命的勝利を果たすのだ！！」夏休みにリア充への怒りを新たにし、恋愛至上主義の極みとも言うべきイベント、文化祭を反恋愛闘争の天王山と定めて準備を進める反恋愛主義青年同盟部。しかし、その動きを察知した生徒会に先んじられ、革命拠点たる地下アジトを壊滅させられてしまう。「地下アジト陥落の責任をとって、私は議長を辞任する―」「領家、お前は除名だ。軟弱者はこの部に必要ない、今すぐ出て行け！！」そして反恋部対生徒会、史上最大の闘いが始まる。リア充爆発アンチラブコメ、非リア充全面的解放の日は近い！

著者等紹介

椎田十三［シイダジュウゾウ］
第２１回電撃大賞小説部門で“銀賞”を受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[まりも]

リア充爆破系ラブコメ第五弾。夏休みにリア充への怒りを新たにした反恋部一同が、文化祭で反恋愛闘争をする話。リア充爆破しろとか言ってる二人が一番リア充してる。そんな構図にツッコミを入れてくれる人がようやく出て来ましたか。高砂と領家の二人が自覚無しで反恋しながらイチャつくのに慣れていただけに、宮前のツッコミは新鮮で良かったです。リア充の為に頑張ってたら、非リアになってたとか宮前さん悲惨すぎるぜ… お前が辞めたら告白してやるとかいう新しい脅し文句も中々にインパクトデカかったね(笑)今後も色々と楽しみです。

2016/10/08

[よっち]

文化祭を反恋愛闘争の天王山と定めて準備を進める反恋愛主義青年同盟部。しかしその動きを察知した生徒会に先んじられ、革命拠点たる地下アジトを壊滅させられてしまう第五弾。今回も反恋愛主義だ革命だと言いながら青春してるなあと生温かい目で読んでいましたが、辞めたらすぐ告白するとかいうトンデモ理論で説得する高砂もそれで納得してしまう領家もどうなの？（苦笑）そんなバカップルコンビたちと対峙してきた結果がアレの宮前が逆ギレして二人に説教したくなるのもある意味当然というか。立場変わって真っ先に弾圧の対象になりそうですね（ぇ

2016/10/09

[中性色]

リア充アンチ「ラブコメ」第5弾。どうでもいいけど、リア充で普通に変換するうちのIMEはいったい。今回は前からイベント的に注目されてた文化祭の話。というか、よくよく考えたらいままでツッコミ役いなかったよねこれ。ここでやめたら俺達カップルになるんだぞとか頭おかしい。あと、瀬ケ崎の幼女の対応とか西堀のジゴロ感とか。あと私は神だは吹かざるをえない。大体ここらへんまでかと思ってたけど、今後どう続けていくんだろうか。個人的には女児が好み

2016/10/18

[ナカショー]

まさかの展開w領家と高砂のもはや学校内公認カップルに生徒会長が色んな意味で爆発して面白かったですw面白い終わり方で領家と高砂のイチャラブっぷりも含めて反恋部の今後がとても楽しみです。コミカライズ化おめでとうございます！

2017/01/19

[Susumu Miki(Dik-dik)]

面白かった。素晴らしい茶番劇（← 褒めてます）。本シリーズは巻の冒頭を読み始めてもいつも着地点が予想できずに、それでも毎回楽しませてもらって幸せに読み終わるので素晴らしい。今回の反恋愛活動の舞台は文化祭およびその準備期間。そして相変わらず活き活きと活動する、反恋愛主義青年同盟部の面々。相変わらずな高砂の天然ジゴロぶり。そして天沼、お前はその立場を受け入れるんだな…。（← ここだけ、ちょっと切ない）結末は斜め上だったが、ようやく読者の想いを作中で明言する代弁者が現れた(笑)！

2016/10/19