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内容説明
2020年に起こった世界恐慌で日本は財政破綻に陥った。それから5年。新エネルギー開発に成功した新興財閥、通称・オルトロスは政治・経済・軍事までも支配下に置いた。そうした体制への反発から生まれた組織・日本解放戦線は各地でゲリラ戦を展開。さらに友である日本を救うべく、アメリカ軍の合同部隊、秘匿名・セイバーが上陸を開始した。この三つの暴力装置は、緑豊かな美しい島国を瞬く間に戦場へと変えていく。その最中、日系アメリカ人のイーヴァ・クロダは、取材のためセイバー軍とともに母親の故郷である日本の地を踏んだ。しかし自らのルーツがあるはずのその地には、過酷な現実だけが横たわっていた…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
miroku
16
さすが、普通の視点で小説は書かない。異質のリアリティこそが芝村裕吏の持ち味。2015/12/31
ローリー
8
最近集中的に読んでいる芝村作品ですが、今作はブラウザゲームのノベライズになるのでしょうか。しかし、ゲーム界隈にはあまり興味がないので、専ら芝村他作品との繋がりが気になりました。語り手からして『マージナル・オペレーション』の新聞記者でアラタを偽物扱いしたイーヴァ・クロダだし、他にも自衛官の斉藤敦子さんや、外伝で出てきたイクオやナミでした。さすがにまめたんは出てきませんでしたが、スピーディで楽しく読めました。ただ、これはゲームをやる事、やっている事が前提のお話なのだと思います。話に入り込みにくい作品でした。2018/03/06
HIDE
7
先頃テストが行われ、近い先にスタートするとアナウンスされている同名ゲームのノベライズ。テストや概要では説明されていない、なぜ日本が内戦状態に陥ったのかが書かれている。2012/07/12
シュエパイ
4
ミラーズ・レポート・・・? 自由(笑)の国からやってきた新聞記者が、内戦にて鎖国した国で見る人々は、っと。巡りあわせでグルリと三陣営を一周して、私だったら最後のとこが一番いいかなぁ?あー・・・まぁ、やっぱり三者三様の真実ってとこだよねぇ。あ、とりあえず自由(笑)の国は肌に合わないかなぁ2012/07/15
TTakeshi
2
アイデアと舞台は面白い。1冊でなんとか纏まっているけど、ゲームの紹介小説かな?2012/11/04