内容説明
本書は「人間と組織」の問題をとりあげる。ここでは広範囲にわたる現実の話題を提供し、さまざまな事例のなかから異文化接触について理解を深めることを目的とする。とくに次のトピックは興味深く、有益であり、ここのハイライトとしたい。すなわち、ユーモア、メディア、広告、多文化組織としての企業、異文化教育とトレーニング、プレゼンテーションと議論、ドラマ教育と自己表現、多言語社会、取引と交渉、契約、国際姉妹都市、自治体の国際化、異文化倫理などである。
目次
ユーモアと異文化コミュニケーション―桂枝雀の英語落語
メディアと異文化ステレオタイプ
テレビ広告からみた日米文化比較
多文化組織としての企業運営
異文化理解の教育とトレーニング
異文化に通じる自己表現―ドラマ教育の貢献
バイリンガリズムとバイリンガル教育―多民族国家アメリカの実情
プレゼンテーションと議論の交差点
取引と交渉のかけ橋
契約の概念と慣行〔ほか〕
著者等紹介
本名信行[ホンナノブユキ]
青山学院大学国際政治経済学部教授。専門は社会言語学・国際コミュニケーション・手話言語学
秋山高二[アキヤマコウジ]
山梨大学教育人間科学部助教授。専門は社会言語学・異文化コミュニケーション
竹下裕子[タケシタユウコ]
東洋英和女学院大学社会科学部社会科学科助教授。専門は異文化コミュニケーション・社会言語学・時事英語教育
ホッファ,ベイツ[ホッファ,ベイツ][Hoffer,Bates]
トリニティ大学教授。専門は社会言語学・異文化コミュニケーション
ヒル,ブルックス[ヒル,ブルックス][Hill,Brooks]
トリニティ大学教授。専門はコミュニケーション
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。