- ホーム
- > 和書
- > 文庫
- > ティーンズ・ファンタジー
- > 電撃文庫
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
星野流人
18
猿神に蹂躙される町を救うべく、筋肉の神まっする様の力を借りることになった高校生の物語。ストーリー本編的に言うと、「まっする様・艶之姫と会う→家に帰る→猿神との対戦」というわずか三工程のみ。それだけのことを様々なネタをちりばめた文章で大きく膨らませ盛り上げているのが見事。特に現代社会のことをほとんど伝聞でしか、しかも大半が時代遅れのままでしか知らない艶之姫の知ったかぶりシリーズがとてつもなく可愛らしい。 2013/09/30
エンジ
7
かつて『天国に涙はいらない』で全能神の定義をぶち壊した佐藤ケイの新作。おばかっぽいタイトルから想像付かない丁寧な設定で、適度なリアルさを保って安心して読める。いやホント。何でもかんでも持ち前の筋肉で解決!とかそういうノリかと思ったらあにはからんや。表紙の女の子の時代錯誤さ加減も、ブタ(失礼!?)のゆるさ加減も思わず読んでいて頬が緩む。マッスル様の名前の由来についてのこじつけで感心した後、女の子の名前がどうして付けられたかラストでわかって脱力。こちらは完全に語呂合わせだった(笑)続刊あるみたいなので期待。2012/06/17
Humbaba
6
神の力によって世界のルールを変える.人間の作った兵器では傷つかないというルールを作れば,たとえどれほど強力な兵器であってもそれにより倒れることはない.しかし,相手が兵器であれば無敵でも,己の筋肉を武器に戦ってこられた場合には無敵で在り続けられる保証はない.2013/04/30
テツ
6
期待した通りのゴリ押し内容で大変に好き。文章が読みやすくスラスラと進んでいけるのだが、何故か筋肉描写だけは物凄く詳しいから困る。それにしても艶乃神がアデノシンだとは思わなかったww御札のアデノシン三リン酸で初めて気がついた。売れ行き的に次の巻くらいで終わってしまいそうなのが残念でならない。2012/09/08
ゴローさん
6
やはり佐藤先生と言えば筋肉、筋肉と言えば佐藤先生ですよねWWW 神様が筋肉ムキムキのマッスルかと思いきやブヨブヨお腹の小太りオッサンだとは… しかし、良い意味で予想外でしたWWW 自分としてはもっと口絵に登場してた若巫女さんの出番が欲しかったです。2012/07/21